鳥の巣いろいろ/鈴木 まもる/偕成社/2006年初版
以前、しじゅうからの巣箱をつくってみたことがあります(大分昔の話)。
鳥の巣というとツバメの巣が身近ですが、さまざまな鳥の巣があって、まさに職人技の世界。
カワセミが川のそばの土のなかに巣をつくっているというのは知っていたのですが、この絵本にでてくる鳥はほとんど知らない鳥で、すこし残念です。
巣の形、大きさ、材料もさまざま。
枯葉、コケ、土、木の枝、動物の毛、面白いのはヘビのぬけがら。
ヘビのぬけがらで巣をつくるのは北アメリカにすむルリイカル
形も、ボールだったり、縦や横にながいかたち、横に広がって、なかが巣になっているものも。
9メートルもある大きな巣をつくるのはシャカイハタオリ。
たまごが、他の天敵から食べられないように、屋根がついてるもの、にせの入り口がついている巣、高いところに巣を作ったりとさまざまな工夫が見られます。
葉っぱを、くもの糸で縫い合わせたつくったのは、オナガサイホウチョウの巣。
自然界の巧みさが垣間見れます。