マーシャとくま/E・ラチョフ・絵 M・ブラトフ・再話 うちだ りさこ・訳/福音館書店/1963年初版
初版が1963年ですから、あれこれ50年以上もたっていますが、それだけ人気があるということでしょうね。50年というと、子どものころ読んだものを自分の子どもに読んであげるという時間。
ある日、きのこやいちごを森にとりにいったマーシャが、いつのまにか友達とはぐれてしまい、クマに(熊というよりクマというのがイメージがあいそう)つかまって、そこから逃げ出す方法を考えますが?。
“こわい”と題したお話し会に、こわいから聞かないという子がいましたが、この話に出てくるクマはそれほどこわくない存在。賢い女の子の引き立て役ですから、安心してきけるところがあるようです。
昔話には、3回の繰り返しがよくでてきますが、この話では2回の繰り返しで、くどくならない程度で楽しめます。