アオムシの歩く道/月刊たくさんのふしぎ/福音館書店/2013年
こんな絵本もあるんですね。
今では丸裸になった山椒の木に、10月ごろまでアオムシのすがたがみられました。いる間は、いつも観察するのが日課でした。
アオムシがキャベツの葉の裏側にまわろうとしたとき、ボタッと地面に落っこちたことにびっくりした作者が、どうしてと疑問をもって、研究しはじめたことが克明に描かれています。
絵本はだいぶ専門的で、気軽に読めるという感じではありません。
しかし、断片的ですがいろいろ教えられることたくさん。
モンシロチョウは、卵からチョウになるまで、春から秋にかけて8回も繰り返すこと。
モンシロチョウのメスが、2週間の寿命の間にうむ卵は300個以上とあります。
それにしては、見える数が少ないのは、自然淘汰されるということでしょう。
小学高学年ぐらいからだと、こんな絵本に触発されて研究者の道をあゆむ子もでそうな感じです。