どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

メドヴィの居酒屋・・ドイツ

2014年11月09日 | 昔話(ヨーロッパ)

      メドヴィの居酒屋/世界むかし話7 ドイツ メドヴィの居酒屋/矢川 澄子訳/ほるぷ出版/1979年初版


 題名と矢川澄子訳にひかれました。

 居酒屋というと大人のイメージですが、クマ、キツネ、オオカミ、ウサギがでてきて、その軽妙なやりとりがなんとも楽しい話。

 動物たちがメドヴィのマグレッテさまにおまいりに行く途中、居酒屋から腸詰のいいにおいがただよってきます。
 この居酒屋でたっぷりのんだり、たべたりした動物たち。
 ところが、このメンバーお金をもっていません。

 ところが、居酒屋の主人もさすがで、ふところぐあいを見ぬいていて、毛皮屋を呼び寄せてあって、動物たちの毛皮を頂戴することに。

 クマとウサギはしっぽを壁にくぎ付けされてしまいますが、必死にあばれ、もがき、のたうつうちにしっぽを壁にのこしままま逃げ出します。
 オオカミ、キツネはなんとか逃げ出します。

  あとのことを考えず目の前のことにひかれてしまうのは、自分にもありそう。