メドヴィの居酒屋/世界むかし話7 ドイツ メドヴィの居酒屋/矢川 澄子訳/ほるぷ出版/1979年初版
題名と矢川澄子訳にひかれました。
居酒屋というと大人のイメージですが、クマ、キツネ、オオカミ、ウサギがでてきて、その軽妙なやりとりがなんとも楽しい話。
動物たちがメドヴィのマグレッテさまにおまいりに行く途中、居酒屋から腸詰のいいにおいがただよってきます。
この居酒屋でたっぷりのんだり、たべたりした動物たち。
ところが、このメンバーお金をもっていません。
ところが、居酒屋の主人もさすがで、ふところぐあいを見ぬいていて、毛皮屋を呼び寄せてあって、動物たちの毛皮を頂戴することに。
クマとウサギはしっぽを壁にくぎ付けされてしまいますが、必死にあばれ、もがき、のたうつうちにしっぽを壁にのこしままま逃げ出します。
オオカミ、キツネはなんとか逃げ出します。
あとのことを考えず目の前のことにひかれてしまうのは、自分にもありそう。