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手ぶくろを買いに/新美 南吉・作 黒井 健・絵/偕成社/1988年
幻想的で寒い冬に読むと心が暖まる絵本です。
白狐の住んでいる森が一面に雪におおわれ、母狐が冷たくなった子ぎつねの手に合うてぶくろを買ってやろうと思います。
しかし、お友達の狐がある家のアヒルを盗もうとして、お百姓にみつかり、さんざ追いまくられて、命からがら逃げだしたことを思い出した母狐は足がすすみません。
そこで、子ぎつねの片手を人間の手に変え、お店に行ったら必ず人間の手のほうを差し出して、この手にちょうどいい手ぶくろをちょうだいと言うように言い聞かせますが・・・。、
人間の母親が坊やねかしつける子守唄を聞きながら、母狐のところに跳んで帰るかえる子ぎつね。
どきどきしながら、子ぎつねの帰りを待つ、母狐。
まちがって、反対の手をだしてしまった子ぎつねに、やさしく手ぶくろをもたせてやる帽子屋さん。
外は寒くても、暖かい風景が広がります。
人間に不信感をもっている母狐と、壁をすーっと乗り越えていく子ぎつねですが・・・。