どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

もねちゃんのたからもの

2015年10月13日 | 絵本(日本)
もねちゃんのたからもの  

    もねちゃんのたからもの/作・絵:たかお ゆうこ/徳間書店/2010年初版

 

 なんとも夢が広がります。

 もねちゃんがもっているものはどれもこれも素敵なものばかり。

 メロンあじ、すいかあじ、バナナあじ、パイナップルあじ・・・etc なめるたびにあじがちがうあめ

 山も海もビルもひとっとびのなわとび

 しょくぶつのこえがきこえるめがね

 おかねをだしてかぞえるたびに、おかねがふえる ちゅきんばこ

 お化けもかいぶつも、ようかいも ぜーんぶおいはらってくれる かいちゅうでんとう

 もしかすると、もねちゃんの夢だったのかも。

 笑顔が素敵なもねちゃんが、「ひみつのたからものあります。みにきてもいいよ。」とお手紙をかいて、ベランダからとばすと、やってきたのが、きつねのこ。

 ひみつのたからものだから、ひみつにしておきたいのですが、誰かにはなしたくなるようです。

 自分が一番ほしいものは、植物の声がきこえる眼鏡でしょうか。