日本の民話8 長者への夢/瀬川拓男・松谷みよ子・編/角川書店/1973年初版
一見すると映画の題名でもでてきそうなタイトル。
出だしは、三枚のお札ににている。太郎坊は寺の小坊主。
小僧さんが栗や花をもとめて、山の中にはいるのが通常のパターンだが、この話では和尚さんから追い出される。
山姥に食べられそうになって逃げだすが、便所の神様が三枚のお札をくれ、川や火の海、やぶやまを出してなんとか逃げ出すことに成功する。
ここまでが前半。
次に、お化けがでて、村の人がつれさられ、無人となった村に一人の娘。
かかしのお化けが出てきて、風の吹く日も、雨の日も田を見守っているのに大事にしないから、こらしめのために村の人を人質にとったという。
小僧さんと娘が、酒と餅をふるまうと、かかしの化け物は、村の人をかえしてくれる。
ここでも終わらなくて、娘と夫婦になる課題がだされる。
大きなはりの木を一日で切り倒すこと
山一面にびっしり茂った木を数えること
無事課題をこなし、最後はめでたしめでたしでおわる。
三つの話があわさったようで、だいぶ長い話である。
伝承者の方が、自由に広がりをもたせて話されたようにも思えます。
多分、これということではなく、話す人も楽しんでいるようにみえました。
お化けが、かかしというのもなぜかほほえましい。
一見すると映画の題名でもでてきそうなタイトル。
出だしは、三枚のお札ににている。太郎坊は寺の小坊主。
小僧さんが栗や花をもとめて、山の中にはいるのが通常のパターンだが、この話では和尚さんから追い出される。
山姥に食べられそうになって逃げだすが、便所の神様が三枚のお札をくれ、川や火の海、やぶやまを出してなんとか逃げ出すことに成功する。
ここまでが前半。
次に、お化けがでて、村の人がつれさられ、無人となった村に一人の娘。
かかしのお化けが出てきて、風の吹く日も、雨の日も田を見守っているのに大事にしないから、こらしめのために村の人を人質にとったという。
小僧さんと娘が、酒と餅をふるまうと、かかしの化け物は、村の人をかえしてくれる。
ここでも終わらなくて、娘と夫婦になる課題がだされる。
大きなはりの木を一日で切り倒すこと
山一面にびっしり茂った木を数えること
無事課題をこなし、最後はめでたしめでたしでおわる。
三つの話があわさったようで、だいぶ長い話である。
伝承者の方が、自由に広がりをもたせて話されたようにも思えます。
多分、これということではなく、話す人も楽しんでいるようにみえました。
お化けが、かかしというのもなぜかほほえましい。