イソップ物語 オオカミの話キツネの話 イソップ物語/ピッロ・クニベルテイ・絵 テイツイアーナ・編 市口 桂子・訳/ワールドライブラリー/2015年初版
下手な人生訓より、イソップに真実があるといいます。
どれもこれも機智にとんでいます。
・なにかやってみるときは、あとさき考えて
・よく考えずに、大きな仕事をひきうけると、失敗どころか、もっとひどいめにあう。
・自分よりも、ずっと大きな相手とはりあおうとすると、なにもかも だいなしにしてしまうことがある。
・正しいおきてを つくった者が、それをまもるとはかぎらない。
・悪い人が やさしいふりをしてみても、だれにも 信じてもらえない。
・悪いことをした人は、そのあと どんなにほんとうのことを話してもなかなか信じてもらえない。
・悪い人は、うまいことをいって だまそうとするけれど、かしこい者は だまされない。
うまいことをいって騙そうとするのはだれでしょうか。だまされないよう賢くなりたいですね・・。
腹ペコでつかれはてたオオカミと犬の会話。
イヌ:家の中でおいしいごはんが、食べられるよ。
オオカミ:庭より外には でられるの
イヌ:残念だけど でられないよ
オオカミ:そんなくらし、ぼくにはできない。たとえ国をくれるといっても、自由のまんまが いいよ!
あらためて自由であることの意味を考えさせてくれます。
動物がでてきますが、人間におきかえてもちっとも不思議ではありません。