猫の結婚式/安房直子コレクション4 まよいこんだ異界の話/安房直子/偕成社/2004年
宿なし猫のギンからとどいた一枚の結婚式招待状。
結婚式にいくと、花嫁は、なんと”ぼく”が毎朝ブラシをかけてやっていて、毛並みが輝いて、まるで白いビロードのように見える白猫のチイ子でした。
いつどこでこうなったやら。
あわてるぼくに、ギンはいいます。
北の海のほとりに猫の町があって、そこではたくさんの猫が自分で網をこしらえ、魚をとって暮らしています。人間のおこぼれなんかもらわず、自分の力で暮らしています。そこにうつり住みます。
猫だって自由がほしいのです。
決意?した猫をとめることは難しそうです。
猫が自由を選択したら、いさぎよく送り出したいものです。
結婚式で、はなよめチイ子が料理を食べるシーン。
「ほろほろ」と貝のピラフなんかを食べていました、とあるのですが、ほろほろというのはどんな感じでしょうか。