どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

その後のでいだんぼう

2016年11月16日 | 昔話(日本)
          でいらんぼう/子どもに贈る昔ばなし10/再話・茅野昔ばなし大学再話コース 監修・小澤俊夫 /小澤俊昔ばなし研究所/2010年)


 地元小川町の巨人伝説「でいだんぼう」。

 でいだんぼうが、笠をかけた場所が笠山、蓑をぬいでおいた場所は蓑が山、ふくんだ水をふきつけた場所が大霧山などと、当地にかかわる伝説?がありますが、このでいだんぼう、最後は信州にむかっていくところで終わっています。

 この「でいだんぼう」が、信州では「でいらんぼう」としてあらわれているようです。

 でいらんぼうが、かまどの形をした岩の中に木をぽんぽん投げ入れると、地の底でドカーンと音がして、大きな山のてっぺんから、真っ赤な灯がふきだします。これが浅間山といいます。

 でいらんぼうが、腰に下げたつつみの砂でできた山は小浅間。

 伝説には連続性があるのでしょうか。

 「でいだんぼう」は小川町図書館のHPを参照してください。