どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ねずみくんのチョッキ

2016年11月20日 | 絵本(日本)


    ねずみくんのチョッキ/作・なかえよしを 絵・上野紀子/ポプラ社/1974年初版

 1974年の出版以来、ロングセラーという絵本。

 お母さんがあんでくれた赤いチョッキをきたねずみくん。

 「ちょっときせてよ」とアヒルがやってきます。

 次にはさるがやってきて「ちょっときせてよ」

 ペンギン、ライオン、うま、ぞうがつぎつぎにチョッキをきます。チョッキは伸縮性が抜群だったのでしょう。どんどんのびていきます。

 シンプルなストーリーで、モノクロのなかに、チョッキの赤が印象的です。

 はじめは、表紙にあるように、ねずみくんの絵が下に小さく小さくあり、つぎつぎにやってくる動物がだんだん大きく描かれています。

 最後にのびたチョッキが、ぞうの鼻でブランコになり、ねずみくんが楽しんでいるようすに、ほっとします。