パパとママのつかいかた/ピーター・ベントリー・文 福本友美子・訳/BL出版/2016年初版
気になるタイトル。
親の心理をうまくくみ取ってパパとママとうまく付き合う方法かと思いきや、どこにでもある家族の風景でした。
「はをみがきなさい」「ぐずぐずしないの」「さっさとかたづけて!」「てをあらいなさい」。
ああしろこうしろとまったくうるさいパパとママ。
でも子どもはパパとママのいいところもちゃんとみています。
パパは、おうまさんをやってくれるし、ぐるぐるまわし、だっこしていいこいいこ。
ママは、つめたいときは、あったかいヒーターがわり、まいばんおはなしをよんでくれます。
誕生日やクリスマスには、プレゼントを忘れないパパとママ。
子どもたちは、ママの洋服をタオルがわりに手をふいたり、顔に絵をかいたり、やり放題(作者悪乗りのかんもあります)のところもありますが、信頼関係があるからでしょう。