どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

さあ、はこをあけますよ!

2016年11月27日 | 絵本(外国)


        さあ、はこをあけますよ!/ドロシー・クンハート・作 ふしみみさを・訳/岩波書店/2014年初版

   

 はこからなにがでてくるか、興味津々。
 ワクワクするタイトルです。

 「さあさ よってらっしゃい みてらっしゃい。このちいさな ちいさな ちいさなはこのなかには、びっくり どっきりぎょうてんするものがはいっているよ」
 サーカスのおじさんの口上がなんともいえない。

 でてきたのは、ちいさな ちいさな ちいさな ちいさな犬のピーウィー。絵の真ん中にちょこっと。

 人気者のピーウィーでしたが、ある日、どんどん どんどん どんどん大きくなります。

 ひとつも芸がないピーウィーは、サーカスからお別れといわれますが・・・。

 ところが、またもや ぐんぐん ぐんぐん大きくなって

 大きくてかわいらしいピーウィーは、またサーカスのにんきものに。

 どんどんおおきくなるさまと、ピーウィーのことが大好きなサーカスの人間や動物が、あっと驚くほど超個性的です。

 手書きの文字も味があります。