どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

いうことをきかない ウナギ カニ

2016年11月14日 | 昔話(外国)

 笑い話もさまざま。

いうことをきかないウナギ(イタリア)(ながすねぐふとはらがんりき/愛蔵版おはなしのろうそく/東京子ども図書館・編/2000年初版)

 ある漁師が、ウナギを売るため、運河をわたろうとして、船頭に料金をきくと「ひとりあたま五銭」というこたえ。
 漁師はかごのウナギの頭を見て、「あんりゃー、高くつくわ」。
 そこで漁師がとったのは、ウナギを川に放し、自分で泳いでわたってもらおうというもの。
 船頭は、向こう岸で、いつまでもウナギを待ち続けます。


ものぐさホアン(フィリッピン)(現代アジア文学選5 アジアの笑いばなし/松岡享子他訳/東京書籍/1987年初版)

 ものぐさホアンが、母親にたのまれたのは、市場で塩と生きたカニを買ってくること。
 市場の帰り、遊びにさそわれたホアンは、カニに帰り道を丁寧に説明し、自分で歩いてかえるようにいいます。
 カニ、ホアンはどうなったでしょうか?。

 少し長めの話を聞かれて、おぼえるのに躊躇するという方も多いのですが、楽しんで覚えられる短い話だったら、入りやすいかもしれません。