笑い話もさまざま。
・いうことをきかないウナギ(イタリア)(ながすねぐふとはらがんりき/愛蔵版おはなしのろうそく/東京子ども図書館・編/2000年初版)
ある漁師が、ウナギを売るため、運河をわたろうとして、船頭に料金をきくと「ひとりあたま五銭」というこたえ。
漁師はかごのウナギの頭を見て、「あんりゃー、高くつくわ」。
そこで漁師がとったのは、ウナギを川に放し、自分で泳いでわたってもらおうというもの。
船頭は、向こう岸で、いつまでもウナギを待ち続けます。
・ものぐさホアン(フィリッピン)(現代アジア文学選5 アジアの笑いばなし/松岡享子他訳/東京書籍/1987年初版)
ものぐさホアンが、母親にたのまれたのは、市場で塩と生きたカニを買ってくること。
市場の帰り、遊びにさそわれたホアンは、カニに帰り道を丁寧に説明し、自分で歩いてかえるようにいいます。
カニ、ホアンはどうなったでしょうか?。
少し長めの話を聞かれて、おぼえるのに躊躇するという方も多いのですが、楽しんで覚えられる短い話だったら、入りやすいかもしれません。