たくさんのふしぎ 1998年11月号/都築卓司・文 勝俣進・絵/福音館書店
2017年にたくさんのふしぎ傑作集として発行されています。
温度計からはじまって、伝導、対流、放射の熱の移動のしかた、蒸気機関、さらにエネルギーのことまで幅広くふれられています。
学校の勉強というと、どこかかまえてしまいますが、楽しく見ながら、しぜんに科学の世界にはいっていけるのは、絵本の良さでしょう。
出版社のキャッチコピーは、”寒い冬が来る前に「熱い旅」をどうぞ。”というのですが、おなじみの三蔵法師と熱の旅にでかけられます。
地球上の最低気温は?
冷たさの終点はどこ?
超新星の温度は数十億度といわれていますが、それ以上温度があがると、どうなるの?
石焼き芋を電子レンジで焼くのと石焼き芋にするのは、どちらがおいしい?
サンマをガスで焼くのと、炭火で焼くのでは、どちらがおいしい?
子どもの疑問に納得のいくように答えられたら、あなたも見直されるかも。
ガリレオが1600年ごろ、気体温度計をつくっていますが、歴史をさかのぼってみると、どんなように温度をとらえていたのでしょうか。