どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

熱はつたわる

2017年12月16日 | 絵本(日本)


    たくさんのふしぎ 1998年11月号/都築卓司・文 勝俣進・絵/福音館書店

 2017年にたくさんのふしぎ傑作集として発行されています。

 温度計からはじまって、伝導、対流、放射の熱の移動のしかた、蒸気機関、さらにエネルギーのことまで幅広くふれられています。

 学校の勉強というと、どこかかまえてしまいますが、楽しく見ながら、しぜんに科学の世界にはいっていけるのは、絵本の良さでしょう。

 出版社のキャッチコピーは、”寒い冬が来る前に「熱い旅」をどうぞ。”というのですが、おなじみの三蔵法師と熱の旅にでかけられます。

 地球上の最低気温は?

 冷たさの終点はどこ?

 超新星の温度は数十億度といわれていますが、それ以上温度があがると、どうなるの?

 石焼き芋を電子レンジで焼くのと石焼き芋にするのは、どちらがおいしい?

 サンマをガスで焼くのと、炭火で焼くのでは、どちらがおいしい?

 子どもの疑問に納得のいくように答えられたら、あなたも見直されるかも。

 ガリレオが1600年ごろ、気体温度計をつくっていますが、歴史をさかのぼってみると、どんなように温度をとらえていたのでしょうか。