せんろはつづくよ/作:マーガレット・ワイズ・ブラウン・文 ジーン・シャロー・絵 与田 凖一・訳/岩波書店/1979年
最新式の機関車が「ぱふぱふ ぱふぱふ」、古い小さな機関車が「ちゃぐちゃぐ ちゃぐちゃぐ」と、むかうさきは西です。
丘をくだり、トンネルをくぐりぬけ、鉄橋をわたります。
雨の中、雪の中。
夜も昼も。
風も、砂嵐も。
そして山を越えると・・・。
白黒とカラーのページが交互にでてきます。地味な絵本ですが、思わず「線路はつづくよ」の歌をおもいだしました。
まっすぐな線路を見ると、先に何があるか想像します。何か新しいことがまっているようです。
「シュッポシュッポ」でなく「ぱふぱふ」「ちゃぐちゃぐ」です。
列車はトロッコ風で、のっている人物が傘をさしていたり、眠ったり、さらにウシやアヒルが眠ったりと、めだたないところにも注目です。