いたずらのすきなけんちくか/原作・安藤忠雄 絵・はたこうしろう/小学館/2020年
新しく出来た図書館『こども本の森 中之島』に来た小学生の兄と妹が図書館の探検です。
高い壁一面に子どもの本がぎっしり。
秘密の匂いがする空間に入ると、天井のまあるい穴から 光がさしこんでいます。
建築家のおじさんが館内を案内してくれました。
おじさんは建物にいたずらを しこむといいます。
外観にピーナツみたいなあなぼこがあり、よるとやみに うかびあがるオペラホール
宇宙船みたいな美術館、だれもが おもっきり はしりたくなる島のホテル
壁一面の十字架から 光がふりそそぐ教会
一見、無駄に思えるもの、すぐには こたえがわからないもの そういうものが じつはいちばんおもしろい というおじさん。
建物ができまでのプロセスも簡単ではありません。建物にいつのまにか 命がやどり 新しい物語がはじまるといいます。
安藤さんの設計された建物の写真、表紙の見返しには建物のスケッチものっています。
想像をふくらませ、夢のあるつかいやすい住まい、手が届きませんが空想が広がりました。
この図書館は、コロナの影響で開館が7月にのびていますが、動画でもみることができました。ただいろんな意見もあります。