おばあちゃん/谷川俊太郎・文 三輪滋・絵/いそっぷ社/2016年
生きるっていう意味をあらためて突きつけているようです。
一ページ目は、いつもねているおばあちゃん。
二ページ目は、おむつをしています。
そのあと、おばあちゃんが認知症だというのがわかります。(ということは、一言もでてきませんが)
<おばあちゃんなんか しんじゃえばいい>
おばあちゃんが、うちゅうじんになったと思う”ぼく”
うちゅうじんといっしょに くらすのは むずかしい。うちゅうじんは にんげんそっくりでも にんげんとは どこかちがうから。
おとうさんや おかあさんも としをとると うちゅうじんに なります。ぼくも いまにうちゅうじんになります。
絵本のほとんどは、あまり内容を確認せずに図書館からかりているので、内容がわかるのはページをひろげてから。衝撃でした。
認知症は高齢者だけでなく、若くてもなり得る病気。”ぼく”の気持ちだけでなく、介護するおかあさん、”あなたはどなたでしたっけ?”ときかれるおとうさん 簡潔な表現から家族の微妙な気持ちが、じわじわ伝わってきました。