どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

じゅうにのかみのおたのすけ・・長野

2021年07月25日 | 昔話(北信越)

      長野のむかし話/長野県国語教育学会編/日本標準/1976年

 

 ずいぶんながいタイトル。誰がつけたかものでしょうか。

 「おたのすけ」というのはいたずらずきのキツネ。

 おかみさんからたのまれたあぶらげを買い込んで山道を歩いていたおやじさんに、お風呂に入るようにいい、おやじさんが気がつくと、そこは肥溜め。

 てんぷらを買い込んで山道をあるいていた爺さまの持っていた提灯にいたずらをして、てんぷらをよこどり。

 山道を歩いていた爺さまに、同じ道をぐるぐる歩くようにしたり。ほかに、道をなくしたりと、いたずら放題。

 「じゅうにのかみ」というのは、なにかわかりません。

 そして、キツネがでてくると、これを懲らしめようとする人がでてくるのが普通ですが、騙されただけでおわります。