長野のむかし話/長野県国語教育学会編/日本標準/1976年
ずいぶんながいタイトル。誰がつけたかものでしょうか。
「おたのすけ」というのはいたずらずきのキツネ。
おかみさんからたのまれたあぶらげを買い込んで山道を歩いていたおやじさんに、お風呂に入るようにいい、おやじさんが気がつくと、そこは肥溜め。
てんぷらを買い込んで山道をあるいていた爺さまの持っていた提灯にいたずらをして、てんぷらをよこどり。
山道を歩いていた爺さまに、同じ道をぐるぐる歩くようにしたり。ほかに、道をなくしたりと、いたずら放題。
「じゅうにのかみ」というのは、なにかわかりません。
そして、キツネがでてくると、これを懲らしめようとする人がでてくるのが普通ですが、騙されただけでおわります。