サクラ はる なつ あき ふゆ/おくやまひさし/ほるぷ出版/2022年
当地では桜が散って、いまは緑がいっぱい。
手で描かれたという満開の桜、枝、葉、根のひとつひとつが桜の魅力を伝えてくれます。
ともすれば花の咲く時期だけが注目されますが、一年を通じると、別の顔をもっています。
11月の後半から枝には冬芽が 花の準備。この時期の小さな虫たち。
枝には長枝、短枝という区別があること、葉を食べる幼虫、根から汁をすって育つセミについてなど。
キノコは幹の中へ菌糸をのばして、やがて木をくさらせること、そしてコケも木全体をつつむと、木を枯らしてしまうというので、散歩の途中のヨメイヨシノを見てみました。何十年かたっていそうですが、コケが生えていました。
花が散ってから、サクランボのような実がつくというので、陽光桜をみたら、たしかに実がなっていました。残念ながら、近くのヨメイヨシノの実は確認できませんでした。
陽光桜の実