ぎざぎざ くるくる 葉っぱの カタチ/監修・上原巌 絵・佐藤直樹 構成・栗山淳/農山漁村文化協会/2023年
植物というと花や実に目がいきますが、ふだんあまり気にしない葉っぱを百科全書風にとりあげています。葉はカタチはもちろん、大きさもさまざま。
木には常緑と落葉。
葉っぱの柄は葉柄、真ん中の太いすじは主脈、縁は葉縁といいキザキザは鋸歯、葉っぱのからだは葉身。葉っぱのならびは葉序といい、互生、対生、輪生の三つ。
葉っぱは、ほとんどが左右対称になっていますが、なかにはちがう葉も(ボダイジュ、ニレ、ヤマグワ、ハルニエなど)あり、子どもの木とおとなの木でカタチがちがうものも。
上にのびた葉では、上の葉と下の葉がかさないように回転しているものも。こうした葉っぱのつきかたや、広がり方を決めているのは太陽の光。
こんなにもさまざまな葉のカタチをみると、見方がかわります。