どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

カラスの行水・・福井

2024年04月04日 | 昔話(北信越)

        福井のむかし話/福井のむかし話研究会編/日本標準/1977年

 

 「わてをよめさんにしておっけ」とやってきた女の人。ところが このよめさんたいへんなふろぎらい。なんべんいってもふろに入ろうとしない。

 それでもしぶしぶふろにはいったよめさんが ほんまにふろにはいっているか たしかめてやろうと、おっじゃんがふろ場をのぞいてみると、着物を脱いだよめさんが、ふろおけのふちにとまってて、おっじゃんをみると、あわててまどからカアーカアーと鳴いて、飛んでいったんやて。よめさんは、カラスやったんやて。

 ことわざも、昔話で意味を理解できると興味がわきそう。


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