どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

いちばんつよいのはオレだ

2018年07月26日 | 絵本(外国)


   いちばんつよいのはオレだ/作・絵:マリオ・ラモ・作 原 光枝・訳/平凡社/2003年



 いじわるオオカミが、森で出会うみんなに「一番強いのは誰?」と尋ねます。
 そのたびに「あなたですよ」と答えられて、自信満々。

 オオカミは「おれがいちばん どうもうで、いちばん ざんこくだ! りっぱな いじわるオオカミとは おれのことだ。あいつらは みんな おれさまのまえでは しぬほど こわがっている。おれは 王さまだ!」と得意顔。

 ところが、ヒキガエルみたいな小さいやつをみつけ、「だれが いちばん つよいか 知ってるだろう?」と聞くと、ヒキガエルみたいなやつは「ぼくの ママさ!」と答えます。

 聞き間違いかな?と思ったオオカミの前には?

 ラストにはみどりいろの巨大なものが。おもわずあとずさりするオオカミ。

 巨大なものは なんだったのでしょう? 全体はえがかれていません。

 でてくるキャラクターに思わずニヤリ。

 赤ずきんちゃん、三びきのこぶたがでてきて、次は七人のこびと。オオカミといえば「七ひきのこやぎ」が出てきてもおかしくはないのですが、白雪姫にでてくるこびとです。

 いろいろ絵本に親しんでいる子どもには、楽しそうです。

 「井の中の蛙 大海を知らず」 日本には格好の格言がありますね。


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