昨年の12月に冬ガモを取り上げたが、そのカモたちもいよいよ北の国へ帰るときが来た。
1月~2月には200羽ぐらいの冬ガモが地元の池に逗留していたが、今は次々と旅立っていって10数羽ぐらいしか残っていない。
冬に他所から来たご婦人が、「1日見ていても飽きないですね。」と興奮気味に観察していたのが印象に残っているが、その中でも特記すべきこととして、ヨシガモが複数個体逗留したことがあげられる。
▲繁殖羽になったヨシガモのオス
▲ヨシガモのメス
ヨシガモはエクリプス状態の9月ごろ、地元に飛来するが、1週間ぐらいでいなくなるのが常だった。それが2月中旬ごろ、きれいな繁殖羽になってまた飛来。しかも少なくともオス2羽、メス1羽がずっと逗留したのだ。
ヨシガモの繁殖羽をこんなに近くで毎日見られたのは初めてのことだった。(他所でもこんなに近くではみたことがない。)
ヨシガモは、他のカモたちの群れに混ざって、池の水草を食べて過ごしていた。
▲他のカモに混ざっていても、頭部の緑が目立つ。奥にもう1羽いる。
▲2羽のオスは、特に行動をともにはしていない。
水草は逆立ちして採る水面採餌型
案外気が強そうで、他のカモを威嚇したりもしていた。
ディスプレイのような独特な動きもみせてくれた。
▲ナポレオンハットと呼ばれる頭部を膨らませる。
▲飾り羽を際立たせる
▲今まで嘴の上にこんなに目立つ白い点があるのに気づかなかった。
▲メスが近くにいなくても、ときどきやっている。
私がヨシガモを最後に見たのは4月1日。来年もやってくるだろうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます