鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

ツバメの巣材運び

2007年05月15日 | ツバメ
鳥見はあまり期待できないので、蝶でも撮ろうと「蝶の里」が作られているT公園へ行ってみた。
蝶はツマグロヒョウモンとアゲハチョウぐらいしか見当たらない。
ビオトープのような池にギンヤンマが飛んでいた。

そのビオトープの水際に、何度もツバメのペアが飛んできて、
泥やわらくずのようなものをくわえては運んでいた。
これからどこかで巣作りするようだ。
今から巣作りで遅くないのだろうか。
ツバメは着地するのがあまり上手ではないようで、
必ず降りる前に旋回してから着地する。
飛び立つのは速い。
なんにしても、最近はツバメも住宅難のようだから、
無事に巣作りを完了して、子育てを始められるといい。

巣作りするミソサザイ

2007年05月14日 | 野鳥
探鳥会の一番の収穫は、ミソサザイが見られたこと。
探鳥会が終わってからじっくり観察してみた。
Fさんが、川の水面から30cmぐらいの高さの岩陰にいるのを発見。
こけを加えて、運んではくぼみに詰め込んでいる様子。
「増水したら、水に流されてしまう高さだね。」
と首を傾げる位置だ。
それでもミソサザイは、ときどききれいな声で元気いっぱいさえずりながら、
せっせとこけや小枝を運んでは、巣を整えている様子。
1羽なのか、2羽で交代しているのか、そこははっきりとはわからなかった。

何しろ暗いし、小さいし、遠いし、動きが速くて、写真はどうしても撮れない。
雛が生まれるころぜひまた来たいものだ。

ウスバシロチョウ

2007年05月13日 | その他
今日は探鳥会で裏高尾方面へ行った。
集合場所へ着くなり、白い蝶がひらひら飛んでいるのが目につく。
ウスバシロチョウだ!
マイフィールドではまず見られない蝶である。
飛んでいるところを闇雲に撮ってみたが、とても無理。
あきらめて、探鳥に専念。
休憩地で、またもやウスバシロチョウがひらひらしている。
追いかけていると、タンポポに止まってくれた。
激写する。初撮り成功!

ウスバシロチョウは、蝶の中では原始的な方だと聞く。
年に1回4月~5月に羽化。卵で越冬する。
食草はムラサキケマンなど。

モズの子育て

2007年05月11日 | モズ
モズは東京では秋から春まで見られ、それ以外は別のところへ行って子育てするのだと思っていた。
それが、条件さえ合えば、近くで子育てするのだということがわかったのは、最近のことである。
自転車で行ける距離のところでモズが子育てが見られると聞いて、
がんばって行ってみた。
鳥までの距離も遠かったが、なんとか巣立ち雛とそれに餌をやる親を見ることができた。
大きな口をあけておねだりする雛は、たとえハンターの雛でもかわいい。

モズはスズメ大の大きさなのに、動物食傾向が強い小鳥でなので、
生き物を捕まえるためには、目の動きが大事らしい。
その動きを悟られないように過眼線が濃いのだという。

アサギマダラ

2007年05月10日 | その他
鳥をさがしながらふと上を見ると、蝶がハリエンジュの花の方へ飛んでいく。
アゲハにしては、ちょっと様子が違うと、カメラを向けながら思った。
黒い筋がはっきりしていて、間が白く透けて見える。
も、もしやアサギマダラ?とびっくり。
アサギマダラはいつも秋に南へ帰るために通過するのしか見ていないからだ。
5月初旬に見られるということは、どういう意味なのだろう。
気になって、家に帰って調べてみた。

「アサギマダラ 海をわたる蝶の謎」(山と渓谷社)という本を持っているので、
それを参照してみると、5月になると関東地方まで目撃されるそうだ。
それは、南で成虫越冬した個体が渡ってきたものと、各地で幼虫として越冬し
春になって羽化した個体と、どちらもあり得るようだ。

アサギマダラの幼虫の食草はキジョランで、これは高尾山あたりにも生えているらしい。
いつか幼虫も見てみたいものである。