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先週の県北まで足を延ばしたもう一つの理由が、発盛(はっせい)鉱山跡の見学でした。
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八森の街中にあった銅鉱山で併設の製錬所は昭和末期まで稼働していたとのこと。製錬滓(からみ)ブロックでできた精錬所の基礎の一部が現地に残っています。また露天掘りしていた場所は埋め立てられ、中央公園に変身。記念碑として大煙突のミニチュアが建てられていました。
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かつて大工場や精錬所などでは、大煙突が多く建てられ、目印やその場所の象徴とされてきました。その時代の話では、低い煙突から排煙をすると、近隣に多大な影響、被害を及ぼすことになり、高い場所で放出すると、大気に紛れて被害も薄められると考えられていたようです。今の時代では途中にいろいろな装置を取り付けて、煙が出る煙突はありえないことかもしれません。それも時代の流れなのでしょう。
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海岸に行くと、そこは黒い砂浜。海沿いの製錬所で大量に出た製錬滓(カラミ)を熱いうちに水をかけて粉砕して海中投棄した結果、海岸に流れ着いたとのこと。説明看板ではハワイのブラック・サンド・ビーチと対比して書かれていました。溶岩とカラミという違いはあるものの、溶けた石が水に接して粉砕されそれが流れ着いて黒砂海岸が出来たということは共通ですが、大きな違いは片方は天然(火山)、こちらは人工(製錬所)という大きな違いがあります。それでも知らなければ、珍しい黒砂海岸と思ってしまうのでしょうから、少しは勉強してから見てほしいと思います。
事前勉強は過去のページにあります。
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