島根大新設の人間科学部 高齢化対処の人材育成
2017年4月7日 (金)配信山陰中央新報
島根大(松江市西川津町)に2017年度、39年ぶりとなる新設学部「人間科学部」が誕生した。心理学、福祉社会、身体活動・健康科学の3コースを設けて、地域貢献する人材育成を目指す。初代学部長に就任した村瀬俊樹氏(58)に新学部の特色や今後の方向性などを聞いた。
―目指す教育は。
「1年時から福祉施設や自治体など地域に出掛けて現場で学ぶ。現場で感じたことを理論的、科学的に整理する。専門分野だけでなく、他分野の学生と連携する力も育てたい」
―教員は23人体制でスタートする。
「充実した教育の展開には研究体制の整備が不可欠だ。具体的には人間科学研究フォーラムを年2回開催する。人間科学部の教員を中心に他学部や他大学、関係機関を巻き込み、工学や医学、地元企業の視点を取り入れて『人間』に関する研究を深める」
―どんな人材を育成するのか。
「島根の重要課題である少子高齢化に対処できる人材を育成したい。関わり方は、高齢者の心の問題から入る『心理』や、人と人をつなぐ『福祉』、身体的な問題の『健康』とさまざまな切り口がある」
―学生(82人)の半数以上が島根で就職するという目標を掲げている。新入生の約6割を県外出身者が占める中で、達成に向けた方策は。
「島根の企業や活動する人たちに触れる機会を設定する。地域の現場で感じた体験を通じ、学生に考えてもらいたい」
―2次試験の倍率は前期4・3倍、後期86・2倍と高かった。2年目以降はどうPRするのか。
「順調な滑り出しを切ったと捉えており、人気を維持したい。2年目以降は学生の声を受験生に紹介できる。まずは新入生が面白いと思う授業を展開する。また、子どもたちに島根の魅力を感じてもらう取り組みを始める。具体的な構想は固まっていないが、中高生に人間科学部の学問に触れる機会を設けたい」
すごい学問だね
2017年4月7日 (金)配信山陰中央新報
島根大(松江市西川津町)に2017年度、39年ぶりとなる新設学部「人間科学部」が誕生した。心理学、福祉社会、身体活動・健康科学の3コースを設けて、地域貢献する人材育成を目指す。初代学部長に就任した村瀬俊樹氏(58)に新学部の特色や今後の方向性などを聞いた。
―目指す教育は。
「1年時から福祉施設や自治体など地域に出掛けて現場で学ぶ。現場で感じたことを理論的、科学的に整理する。専門分野だけでなく、他分野の学生と連携する力も育てたい」
―教員は23人体制でスタートする。
「充実した教育の展開には研究体制の整備が不可欠だ。具体的には人間科学研究フォーラムを年2回開催する。人間科学部の教員を中心に他学部や他大学、関係機関を巻き込み、工学や医学、地元企業の視点を取り入れて『人間』に関する研究を深める」
―どんな人材を育成するのか。
「島根の重要課題である少子高齢化に対処できる人材を育成したい。関わり方は、高齢者の心の問題から入る『心理』や、人と人をつなぐ『福祉』、身体的な問題の『健康』とさまざまな切り口がある」
―学生(82人)の半数以上が島根で就職するという目標を掲げている。新入生の約6割を県外出身者が占める中で、達成に向けた方策は。
「島根の企業や活動する人たちに触れる機会を設定する。地域の現場で感じた体験を通じ、学生に考えてもらいたい」
―2次試験の倍率は前期4・3倍、後期86・2倍と高かった。2年目以降はどうPRするのか。
「順調な滑り出しを切ったと捉えており、人気を維持したい。2年目以降は学生の声を受験生に紹介できる。まずは新入生が面白いと思う授業を展開する。また、子どもたちに島根の魅力を感じてもらう取り組みを始める。具体的な構想は固まっていないが、中高生に人間科学部の学問に触れる機会を設けたい」
すごい学問だね