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10歳未満の男児脳死 埼玉医大総合医療センター

2017年04月24日 23時56分57秒 | 医療情報
10歳未満の男児脳死 埼玉医大総合医療センター
臨2017年4月24日 (月)配信共同通信社

 日本臓器移植ネットワークは22日、埼玉医大総合医療センターに頭部外傷のため入院していた6歳以上10歳未満の男児が21日午後7時22分、臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。家族が脳死判定と臓器提供を承諾した。年齢が公表されている中では、15歳未満は13例目。
 移植ネットによると、家族は「息子から生きる意味を学び、生きたいと思う意志を強く感じ、臓器提供を決断した。勉強も運動も一番を目指す自慢の息子で、どこかで誰かの未来のために役立ち、共に生きていけることを誇りに思う」と話したという。
 心臓は国立循環器病研究センター(大阪)で10代の男性、肺は福岡大病院で50代女性、肝臓は国立成育医療研究センター(東京)で10歳未満の女児、膵臓(すいぞう)と片方の腎臓は藤田保健衛生大病院(愛知)で30代女性、もう片方の腎臓は防衛医大病院(埼玉)で60代男性に移植。小腸は医学的理由で断念した。
 2010年の改正移植法施行で、15歳未満は家族の承諾で臓器提供ができるようになった。
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ウイルス性肝炎3億人感染 WHO、死者数増加と警告

2017年04月24日 23時54分54秒 | 医療情報
ウイルス性肝炎3億人感染 WHO、死者数増加と警告
臨床 2017年4月24日 (月)配信共同通信社

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は21日、全世界のB型、C型の肝炎ウイルスの持続感染者を3億2500万人と推計、多くが十分な検査や治療を受けておらず、数百万人に慢性肝疾患や肝臓がんへの進行リスクがあると発表した。
 ウイルス性肝炎の死者数は増加傾向にあり、WHOのチャン事務局長は公衆衛生上の重要課題になっているとした上で「緊急に対処しなければならない」と呼び掛けた。検査法や治療薬の普及が鍵だとしている。
 ウイルス性肝炎による世界の死者数は2015年に約134万人。結核(180万人)やエイズウイルス(HIV、110万人)とほぼ同規模だが、結核やHIVの死亡率が減っているのに、ウイルス性肝炎の死者数は増加しているとした。
 WHOによると、B型肝炎の新規感染はワクチンの普及により減少。一方、現時点でワクチンのないC型肝炎には15年に約175万人が新たに感染したという。
 またB型、C型肝炎ともに安価な検査方法があり、治療薬も使いやすくなっているにもかかわらず、普及が遅れていると指摘。15年時点のB型肝炎感染者は世界で約2億5700万人で、診断を受けたのは9%、そのうち治療を受けたのは8%にとどまった。
 厚生労働省によると、日本のウイルス性肝炎の持続感染者数はB型が110万~140万人。C型が190万~230万人と推定される。
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心理的なDV、産後うつ5倍 妊娠中被害 東京医歯大調査

2017年04月24日 23時42分31秒 | 医療情報
心理的なDV、産後うつ5倍 妊娠中被害 東京医歯大調査
臨床 2017年4月24日 (月)配信毎日新聞社

 妊娠中にパートナーから言葉の暴力などの心理的ドメスティックバイオレンス(DV)を受けると、子どもが生まれた後に「産後うつ病」になる可能性が約5倍に高まるとの調査結果を、藤原武男・東京医科歯科大教授(公衆衛生学)らがまとめた。身体的DVの場合は、約7倍まで高まっていた。産後うつの原因にかなりの割合でDVが関係していると認識してケアに当たることが大切という。欧州の専門誌に論文が今月掲載された。
 産後うつは、出産から数カ月の間に、気分が落ち込み、不眠、食欲不振などの身体症状が出る。約10人に1人が経験するとされ、重症になると自殺や子どもの虐待に発展する恐れがあるため、今月から産後2週間と1カ月の母親健診に国と自治体が費用を助成する制度が始まった。
 2012年秋、愛知県内の45市町で生後3、4カ月健診を受診した母親に調査票を渡し、6590人が回答。約9・5%に産後うつ病の疑いがあった。
 妊娠中、パートナーから侮辱されたり、ののしられたりしたことが「よくあった」と答えた人は「全くなかった」という人と比べ、うつ病の疑いが4・85倍だった。妊娠中にけんかが原因で、けがをするほどたたかれたり殴られたりしたかの質問では、「よくあった」「時々あった」人と「全くなかった」人のうつ病の疑いの差は7・05倍に上った。
 うつ状態で過去を振り返って被害を大きく捉えている可能性もあるが、藤原教授は「それを考慮しても大きな有意差がある」と指摘する。産後はホルモンバランスが崩れてうつになりやすく、DVを受けて自己肯定感が持てなくなると、その傾向が一層強まると考えられるという。
 藤原教授は「心理的DVは見えづらいので、夫は自覚なく妻を否定する言葉を使っている可能性がある。妊娠中は特にコミュニケーションを取り、妻に精神的に寄り添う姿勢が必要」と話している。【黒田阿紗子】
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