日々

穏やかな日々を

森友への国政調査権発動、与野党の思惑交錯

2017年04月01日 16時59分37秒 | 行政
森友への国政調査権発動、与野党の思惑交錯
松井望美、南彰
2017年3月31日01時35分

 学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題をめぐり、国政調査権のさらなる発動が国会の焦点となっている。自民党が学園の籠池(かごいけ)泰典氏の証言の「偽証」を立証する手段として発動に言及。それならばと民進党も応じる構えを見せた。ただ、その目的は、安倍晋三首相の妻昭恵氏と学園の関係の追及や国有地売却に関する事実の解明だ。
森友学園問題
 「国政調査権で真相解明をすることは大賛成だ」
 民進の山井和則国会対策委員長は30日の記者会見で、自民内で検討されている国政調査権のさらなる発動に賛同し、昭恵氏の証人喚問や財務省、国土交通省の資料開示にその権限を使うべきだと主張した。
 国政調査権は憲法で保障された国会の権限だ。偽証罪も問える証人喚問のほか、衆参いずれかの委員会で過半数の議決を経れば、内閣や官公庁などに報告や記録の提出を要求できる。2010年には中国漁船衝突ビデオを提出させた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シートベルト警告灯、全席義務化 20年秋の新型車から

2017年04月01日 16時55分20秒 | 
シートベルト警告灯、全席義務化 20年秋の新型車から
伊藤嘉孝
2017年3月31日05時06分

 国土交通省は、シートベルトを締めずに車が走ると警告ランプが点灯する装置「シートベルトリマインダー」を、乗用車の全席を対象に装備するよう義務化することを決めた。ベルト着用率が低い後部座席での事故被害を軽減する狙い。2020年9月以降の新型車を対象に、道路運送車両法に基づくルールを6月にも改正する。
 シートベルトの着用は08年から、前部だけでなく、後部でも義務づけられている。だが、ベルトを締めずに走行すると警告灯が点灯し、警告音が鳴る装置が義務づけられているのは、現在運転席についてだけだ。自主的に助手席についても装備しているメーカーも多いが、後部座席はほぼ対象になっていない。
 日本自動車連盟(JAF)などの調査(16年10月、約30万台対象)では、一般道での後部座席の着用率はわずか36・0%。運転席の98・5%、助手席の94・9%に比べ大幅に低い。
 後部座席でベルトを締めず、死亡に至る事故が目立っている。警察庁のデータによると、15年に後部座席に乗って死亡した全152人のうち、7割の105人がベルト未着用だった。後部座席から車外に投げ出された死者35人でみると、9割超の32人がベルト未着用者だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教材に教育勅語、否定せず 政府「憲法に反しない形で」 (安倍晋三氏の本質が疑われると婆は感じる)

2017年04月01日 16時05分00秒 | 行政
教材に教育勅語、否定せず 政府「憲法に反しない形で」
水沢健一
2017年4月1日00時43分

 安倍内閣は31日、戦前・戦中に道徳や教育の基本方針とされた教育勅語(ちょくご)について、「憲法や教育基本法等に反しないような形で教材として用いることまでは否定されることではない」との答弁書を閣議決定した。だが、教育勅語は、過去に国会で排除・失効決議が出ており、答弁書との整合性や、教育現場でどのように使われるのかが問題になりそうだ。
 教育勅語は、明治天皇が1890年に国民に授ける形で示した「教え」。両親への孝行など一般的な道徳を表す項目がある一方、国民は君主に支配される「臣民」とされ、国に「万一危急の大事が起こったならば、大義に基づいて勇気をふるい一身を捧げて皇室国家のためにつくせ」(旧文部省図書局の通釈)とも書かれている。
 だが、戦後の1948年、国会が「主権在君並びに神話的国体観に基づいている」ことから、「基本的人権を損」なうなどとして教育勅語の排除・失効の確認を決議。森戸辰男文部相(当時)は同年6月の衆院本会議で「教育上の指導原理たる性格を否定してきた」とし、憲法や教育基本法などの制定で「法制上明確にされた」と答弁した。
 今回の答弁書でも「勅語を我が国の教育の唯一の根本とするような指導」は「不適切」としている。松野博一文部科学相はこれまでの記者会見で、憲法や教育基本法に反しないような配慮があれば「教材として用いることは問題としない」と発言していた。
 一方、第1次安倍政権時の2006年の国会で、伊吹文明文科相(当時)は「戦中の教育に対する反省などから、天皇陛下のお言葉を基本に戦後の教育を作ることは、そぐわないということになり、教育基本法が作られ、衆参両院の議決によって教育勅語は実質的に廃止されたと理解している」と述べている。
 教育勅語は、学校法人「森友学園」が運営する幼稚園で園児が暗唱していたことが報道などで取り上げられるようになり、国会でも勅語をめぐる閣僚の認識が論点になった。(水沢健一)
■権威主義的な使い方されかねない
 島薗進・上智大教授(日本宗教史)の話 問題は「教育の唯一の根本」かどうかではない。臣民である国民に天皇の命ずる教えに従うことを強いたことが問題。権威に従う態度を強い、神聖な天皇に命を捧げるということまで含む。個々人の命が軽んじられた歴史を学ぶためなら必要かもしれないが、教育現場で一方的に教え込む権威主義的な使い方をされかねない。日本の未来に関わる判断であり、時の政府の都合で閣議決定などすべきものではない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中学武道に追加の「銃剣道」とは? 旧日本軍訓練の流れ

2017年04月01日 16時02分20秒 | 運動スポーツ
中学武道に追加の「銃剣道」とは? 旧日本軍訓練の流れ
水沢健一、宮嶋加菜子
2017年4月1日05時01分

 31日に告示された中学校の新学習指導要領で、中学校の保健体育の「武道」に新たに盛り込まれた「銃剣道(じゅうけんどう)」。松野博一文部科学相は同日の会見で「競技人口や国体種目であることなども判断材料としてほしいとの意見を踏まえた」と述べたが、旧日本軍の戦闘訓練に使われていた「銃剣術」の流れをくむだけに、波紋が広がっている。
 公益社団法人・全日本銃剣道連盟によると、競技では、面や胴など剣道に似た防具を身につけ、銃の形をした木製の「木銃(もくじゅう)」でのどや小手、肩などのポイントを突き、「一本」を狙う。
 「旧日本軍の戦闘訓練のイメージがあるので様々な意見が寄せられるが、今は目的も性格もまったく違う」と連盟副会長の鈴木健さん(68)は話す。
 鈴木さんによると、銃剣道の歴史は明治初期、フランスから伝わった西洋式銃剣術にさかのぼる。その後、日本古来のやりの技を土台として研究が進み、戦前は旧日本軍の訓練に用いられていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票ボタン

blogram投票ボタン