「青空」の下で検査を 福井大病院・MRI室 天井と壁にリアル画像 北陸初の照明装置導入
2017年4月7日 (金)配信福井新聞
“青空”の下で検査―。福井大医学部附属病院(永平寺町)は、MRI(磁気共鳴画像装置)検査室の一つに、青空や新緑の画像を取り入れた照明装置「ルミナススカイシーリング」を北陸で初めて導入した。従来の密閉された検査室のイメージを払拭(ふっしょく)し、本物そっくりの青空空間で患者らのリラックスを促す。(前田和也)
同病院では毎日12人前後がMRI検査を受けている。所要時間は30~40分と長く、人によっては息苦しさを感じることもある。MRIの機器更新に伴い、検査室をリニューアルしたのを機に天井と壁にこの照明装置を設けた。
LEDライトを使い、実際の空や木々から受ける視覚的刺激を細部に至るまで忠実に再現している。精神的安定やリラクセーション効果、快適さが増し、これまでよりも快適に検査が受けられるようになる。閉所恐怖症の解決策の一つとしても期待されている。
天窓をイメージさせる照明は200センチ×180センチ。二つある“小窓”は60センチ×120センチ。それぞれから初夏の青空と白い雲、新緑が視界に入る。放射線科の木村浩彦教授は「圧迫感のない開放的な空間になった。少しでも緊張がほぐれた状態で検査に臨んでもらいたい」と語る。
MRI機器は高性能、高画質になり、静音化も進んだ。CT(コンピューター断層撮影)検査の画像と重ねて見ることでより正確な診断が可能になり、緻密な治療計画が立てられるという。
2017年4月7日 (金)配信福井新聞
“青空”の下で検査―。福井大医学部附属病院(永平寺町)は、MRI(磁気共鳴画像装置)検査室の一つに、青空や新緑の画像を取り入れた照明装置「ルミナススカイシーリング」を北陸で初めて導入した。従来の密閉された検査室のイメージを払拭(ふっしょく)し、本物そっくりの青空空間で患者らのリラックスを促す。(前田和也)
同病院では毎日12人前後がMRI検査を受けている。所要時間は30~40分と長く、人によっては息苦しさを感じることもある。MRIの機器更新に伴い、検査室をリニューアルしたのを機に天井と壁にこの照明装置を設けた。
LEDライトを使い、実際の空や木々から受ける視覚的刺激を細部に至るまで忠実に再現している。精神的安定やリラクセーション効果、快適さが増し、これまでよりも快適に検査が受けられるようになる。閉所恐怖症の解決策の一つとしても期待されている。
天窓をイメージさせる照明は200センチ×180センチ。二つある“小窓”は60センチ×120センチ。それぞれから初夏の青空と白い雲、新緑が視界に入る。放射線科の木村浩彦教授は「圧迫感のない開放的な空間になった。少しでも緊張がほぐれた状態で検査に臨んでもらいたい」と語る。
MRI機器は高性能、高画質になり、静音化も進んだ。CT(コンピューター断層撮影)検査の画像と重ねて見ることでより正確な診断が可能になり、緻密な治療計画が立てられるという。