AMD対象の再生医療最新情報入手へ
参天製薬、眼科向け再生医療の米VBに出資
化学工業日報2017年4月12日 (水)配信 眼科疾患
参天製薬はこのほど、米再生医療ベンチャーのリジェネラティブ・パッチ・テクノロジーズ(RPT)に出資したと発表した。出資額は非開示。RPT社は網膜疾患向け再生医療製品を開発しているベンチャーで、ES細胞由来網膜色素上皮(RPE)細胞パッチについて萎縮型加齢黄斑変性症(AMD)を対象に米国第1相/第2相前期臨床試験(P1/2a)を実施中。参天製薬は同出資によって、AMDを対象とした再生医療の最新情報を入手し、自社の経営に生かす方針。
参天製薬は今回の出資により、RPT社の取締役会に陪席する権利を取得した。期間は2年間。RPT社は参天製薬からの資金をRPE細胞パッチの開発に充てる。
RPT社は萎縮型AMDの再生医療を開発している。萎縮型AMDでは多くの場合、RPE細胞とブルッフ膜の双方に損傷が生じている。RPT社が開発中の再生医療は、ブルッフ膜の機能を模した薄膜上にES細胞由来のRPEを配した細胞パッチを作製、これを低侵襲な手術によって移植する。現在、カリフォルニア再生医療機構(CIRM)から助成金を受け、萎縮型AMDが進行した患者にみられる地図状萎縮症状を対象に米国P1/2aを実施中。
参天製薬は、眼科市場のなかでも市場規模の大きい後眼部領域への取り組みを強化しており、RPT社への出資を通じて再生医療の最新動向を把握する狙い。
参天製薬、眼科向け再生医療の米VBに出資
化学工業日報2017年4月12日 (水)配信 眼科疾患
参天製薬はこのほど、米再生医療ベンチャーのリジェネラティブ・パッチ・テクノロジーズ(RPT)に出資したと発表した。出資額は非開示。RPT社は網膜疾患向け再生医療製品を開発しているベンチャーで、ES細胞由来網膜色素上皮(RPE)細胞パッチについて萎縮型加齢黄斑変性症(AMD)を対象に米国第1相/第2相前期臨床試験(P1/2a)を実施中。参天製薬は同出資によって、AMDを対象とした再生医療の最新情報を入手し、自社の経営に生かす方針。
参天製薬は今回の出資により、RPT社の取締役会に陪席する権利を取得した。期間は2年間。RPT社は参天製薬からの資金をRPE細胞パッチの開発に充てる。
RPT社は萎縮型AMDの再生医療を開発している。萎縮型AMDでは多くの場合、RPE細胞とブルッフ膜の双方に損傷が生じている。RPT社が開発中の再生医療は、ブルッフ膜の機能を模した薄膜上にES細胞由来のRPEを配した細胞パッチを作製、これを低侵襲な手術によって移植する。現在、カリフォルニア再生医療機構(CIRM)から助成金を受け、萎縮型AMDが進行した患者にみられる地図状萎縮症状を対象に米国P1/2aを実施中。
参天製薬は、眼科市場のなかでも市場規模の大きい後眼部領域への取り組みを強化しており、RPT社への出資を通じて再生医療の最新動向を把握する狙い。