健康や医療情報 ネット検索注意 出雲で市民公開講座
2017年8月14日 (月)配信山陰中央新報
健康情報との向き合い方を考える市民公開講座が出雲市塩冶町の島根大医学部でこのほどあり、大阪大大学院医学系研究科の大野智准教授(46)が、意思決定の際には自分の価値観を大切にするよう呼び掛けた。
大野准教授は1998年に島根医科大(現島根大医学部)を卒業。金沢大、東京女子医科大などでの勤務経験がある。
講座では、総務省が2015年に実施した調査データを基に、健康や医療について調べる際、2千人のうち約75%がインターネットの検索サイトを利用していると説明。その上で、病気について解説するインターネット情報には誤った記載もあることを伝える米国の研究データを示し、注意を呼び掛けた。
治療に関する臨床試験結果の情報については「判断の物差し」であるとし、治療を受けるか受けないかは「個人個人の価値観で変わる。大切なのは自分が決めたことに責任を持つこと。後悔しない選択をしてほしい」と説いた。
2017年8月14日 (月)配信山陰中央新報
健康情報との向き合い方を考える市民公開講座が出雲市塩冶町の島根大医学部でこのほどあり、大阪大大学院医学系研究科の大野智准教授(46)が、意思決定の際には自分の価値観を大切にするよう呼び掛けた。
大野准教授は1998年に島根医科大(現島根大医学部)を卒業。金沢大、東京女子医科大などでの勤務経験がある。
講座では、総務省が2015年に実施した調査データを基に、健康や医療について調べる際、2千人のうち約75%がインターネットの検索サイトを利用していると説明。その上で、病気について解説するインターネット情報には誤った記載もあることを伝える米国の研究データを示し、注意を呼び掛けた。
治療に関する臨床試験結果の情報については「判断の物差し」であるとし、治療を受けるか受けないかは「個人個人の価値観で変わる。大切なのは自分が決めたことに責任を持つこと。後悔しない選択をしてほしい」と説いた。