高度外傷センターが完成 島根大付属病院、21日始動
2017年8月18日 (金)配信山陰中央新報
島根大医学部付属病院(出雲市塩冶町)で重い外傷の治療を専門的に行う「高度外傷センター棟」が完成し、このほど竣工(しゅんこう)式があった。国公立大で初めて緊急検査と手術の両方を同時にできる施設「ハイブリッドER」を導入して、2016年4月に設立した高度外傷センターの体制を強化。21日に運用を始める。
同病院は16年1月、交通事故などに伴う重い外傷に対応する救急救命体制を構築。16年1月から17年4月の外傷による救急搬送者2473人のうち、重傷患者は310人、頭や胸などの多発外傷は154人だった。
センター棟は、鉄骨3階建てで延べ床面積約1070平方メートル。初期診療やコンピューター断層撮影(CT)、手術などが1カ所でできる「ハイブリッドER」を設けた。他に複数の重傷患者に対応するためのベッドを3床、手術室を2カ所設けた。総事業費は12億1千万円。
医師はセンター設立時から5人増の8人に増やし、2交代制で常時3人が勤務する。
ハイブリッドERの導入について渡部広明センター長(47)は「診療、検査、手術による移動の回数や時間が減り、患者が出血するリスクを減らせる。より専門性の高い診療を提供していきたい」と話した。
2017年8月18日 (金)配信山陰中央新報
島根大医学部付属病院(出雲市塩冶町)で重い外傷の治療を専門的に行う「高度外傷センター棟」が完成し、このほど竣工(しゅんこう)式があった。国公立大で初めて緊急検査と手術の両方を同時にできる施設「ハイブリッドER」を導入して、2016年4月に設立した高度外傷センターの体制を強化。21日に運用を始める。
同病院は16年1月、交通事故などに伴う重い外傷に対応する救急救命体制を構築。16年1月から17年4月の外傷による救急搬送者2473人のうち、重傷患者は310人、頭や胸などの多発外傷は154人だった。
センター棟は、鉄骨3階建てで延べ床面積約1070平方メートル。初期診療やコンピューター断層撮影(CT)、手術などが1カ所でできる「ハイブリッドER」を設けた。他に複数の重傷患者に対応するためのベッドを3床、手術室を2カ所設けた。総事業費は12億1千万円。
医師はセンター設立時から5人増の8人に増やし、2交代制で常時3人が勤務する。
ハイブリッドERの導入について渡部広明センター長(47)は「診療、検査、手術による移動の回数や時間が減り、患者が出血するリスクを減らせる。より専門性の高い診療を提供していきたい」と話した。