女性がん研究で寄付講座 11月開設 新潟大と協定書
2016年10月25日 (火)配信新潟日報
県が、日本では途上にある遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)など女性のがん診療の研究を目的とした寄付講座を新潟大に開設することになり、24日、新潟市中央区の新大医学部で協定書を交わした。
県は新大に5482万円を寄付し、11月1日から2019年3月末まで講座を開設する。新大の医師2人が女性のがんの予防や診断、検診の研究などに当たる。
講座開設に伴い県は、県立がんセンター新潟病院に遺伝性乳がん・卵巣がん外来を新設する。情報提供やカウンセリングを実施するほか、講座の臨床研究の場としても活用する。
HBOCは遺伝子の病的変異を原因として、乳がんや卵巣がんを発症する遺伝性腫瘍の一つ。乳がんや卵巣がんの5~10%ほどは、遺伝的な要因が関係しているとされ、HBOCの割合が高いと言われる。
新潟大の牛木辰男医学部長は「この分野での県と大学の連携は珍しい。がんを遺伝子として調べることで予防や治療につなげたい」と語った。県の若月道秀病院局長は「大学とがんセンターが協力することで、人材育成だけでなく啓発の機会にもなる」と話した。
2016年10月25日 (火)配信新潟日報
県が、日本では途上にある遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)など女性のがん診療の研究を目的とした寄付講座を新潟大に開設することになり、24日、新潟市中央区の新大医学部で協定書を交わした。
県は新大に5482万円を寄付し、11月1日から2019年3月末まで講座を開設する。新大の医師2人が女性のがんの予防や診断、検診の研究などに当たる。
講座開設に伴い県は、県立がんセンター新潟病院に遺伝性乳がん・卵巣がん外来を新設する。情報提供やカウンセリングを実施するほか、講座の臨床研究の場としても活用する。
HBOCは遺伝子の病的変異を原因として、乳がんや卵巣がんを発症する遺伝性腫瘍の一つ。乳がんや卵巣がんの5~10%ほどは、遺伝的な要因が関係しているとされ、HBOCの割合が高いと言われる。
新潟大の牛木辰男医学部長は「この分野での県と大学の連携は珍しい。がんを遺伝子として調べることで予防や治療につなげたい」と語った。県の若月道秀病院局長は「大学とがんセンターが協力することで、人材育成だけでなく啓発の機会にもなる」と話した。