宇都宮の公園で爆発=元自衛官死亡、3人重軽傷―遺体から遺書、自殺か・栃木県警
時事通信 10月23日(日)13時13分配信
23日午前11時40分ごろ、宇都宮市本丸町の宇都宮城址公園内で、「人が燃えている」と警備中の警察官から通報があった。
栃木県警によると、燃えていた男性1人が死亡、付近にいた58歳と64歳の男性2人が肋骨(ろっこつ)骨折や頭部出血の重傷、男子中学生(14)が軽傷を負った。付近で「爆発音がした」との話があり、負傷者に金属片も刺さっていたことなどから、県警は爆発物が使われたとみている。
県警によると、死亡した男性は損傷が激しかったが、右足の靴下から自殺をほのめかす遺書が発見された。遺書に書かれた名前などから、県警は宇都宮市の元自衛官栗原敏勝容疑者(72)と確認。遺書は、家庭内の個人的な悩みについて書かれており、「命を絶って償います」とあったという。県警は、栗原容疑者が何らかの爆発物を使って自殺を図り、周囲の人を巻き込んだとみて、殺人未遂容疑などで捜査する。
同日午前11時10分ごろには、栗原容疑者の宇都宮市内の自宅から出火し、付近の家にも延焼した。同11時半ごろには、同公園近くの駐車場で車3台が焼ける火災もあったが、いずれもけが人はいなかった。
車3台が燃えた火災では、最初に火が出たとみられる車の所有者は栗原容疑者だった。県警は三つの事件の関連も調べる。
この日、同公園では「宇都宮城址まつり」が開かれていたが、事件を受け中止となった。
時事通信 10月23日(日)13時13分配信
23日午前11時40分ごろ、宇都宮市本丸町の宇都宮城址公園内で、「人が燃えている」と警備中の警察官から通報があった。
栃木県警によると、燃えていた男性1人が死亡、付近にいた58歳と64歳の男性2人が肋骨(ろっこつ)骨折や頭部出血の重傷、男子中学生(14)が軽傷を負った。付近で「爆発音がした」との話があり、負傷者に金属片も刺さっていたことなどから、県警は爆発物が使われたとみている。
県警によると、死亡した男性は損傷が激しかったが、右足の靴下から自殺をほのめかす遺書が発見された。遺書に書かれた名前などから、県警は宇都宮市の元自衛官栗原敏勝容疑者(72)と確認。遺書は、家庭内の個人的な悩みについて書かれており、「命を絶って償います」とあったという。県警は、栗原容疑者が何らかの爆発物を使って自殺を図り、周囲の人を巻き込んだとみて、殺人未遂容疑などで捜査する。
同日午前11時10分ごろには、栗原容疑者の宇都宮市内の自宅から出火し、付近の家にも延焼した。同11時半ごろには、同公園近くの駐車場で車3台が焼ける火災もあったが、いずれもけが人はいなかった。
車3台が燃えた火災では、最初に火が出たとみられる車の所有者は栗原容疑者だった。県警は三つの事件の関連も調べる。
この日、同公園では「宇都宮城址まつり」が開かれていたが、事件を受け中止となった。