Mars&Jupiter

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グスタフ・ホルストの「2つの無言歌」作品22(H88)を聴く

2010-11-23 04:33:19 | グスタフ・ホルストの交響曲・管弦楽曲
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、ホルストの管弦楽曲である。
「2つの無言歌」作品22(H88)は、1906年に作曲された。
ホルストに民謡の旋律をもとに作曲をするように進めた友人、
ヴォーン・ウィリアムズにこの初期の作品は献呈されている。
初演は1906年7月19日王立音楽大学にて行われたらしい。
今回聴いたCDは、リチャード・ヒコックス指揮、
ロンドン・シティ・シンフォニアの演奏である。
第一曲「田舎の歌」は、クラリネットが奏でる旋律で始まる。
のどかな感じの民謡風旋律は、フルートと弦楽器に引き継がれ、
その次はオーボエによる軽快なもう一つの旋律が奏でられ、
これも繰り返しながら、舞踏的な雰囲気を見せていく。
そして弦楽器がさらにもう一つの旋律を奏でホルンがそれを引き継ぎ、
再び2つ目の旋律をオーボエが奏で、最後は静かに終わる。
第二曲「行進の歌」は、弦楽器が奏でる勇ましい行進曲風の旋律で始まる。
これをフルートなど管楽器が引き継いでいく。
次に弦楽器によりのどかな感じの別の旋律が現れる。
そのあとは最初の行進曲風の旋律が変形されながら進行する。
初期の作品ゆえ、ワグナーの影響を受けている部分が見られる。
壮大な部分を見せながら、最後は堂々とした感じで終わる。
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