Mars&Jupiter

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グスタフ・ホルストの合唱幻想曲作品51H177を聴く

2010-11-03 06:47:10 | グスタフ・ホルストの声楽曲・合唱曲
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのはホルストの合唱曲である。
合唱幻想曲作品51 H177は、1930年に作曲され、
グロスターの三聖歌隊フェスティバル(Three Choirs Festival)で、
翌年1931年に初演された作品で、彼の友人であった詩人で、
1930年亡くなったロバート・ブリッジとの思い出に捧げられている。
作品はこのロバート・ブリッジの詩をテキストに使っている。
今回聴いたCDはジャネット・ベーカーのメゾ・ソプラノ、
ヤン・パートリッジのテノール、そしてパーセル・シンガーズ、
ラルフ・ダウニーズのオルガン、イモージェン・ホルスト指揮、
イギリス室内管弦楽団による演奏である。

曲はオルガンが鳴り響く中、「人間は願望を抱く」
といった内容の詩をメゾ・ソプラノの独唱が歌い、
ホルンなど金管楽器が、それに加わりいったん盛り上がり、
そのあとは打楽器がリズムを荒々しく叩き、静まったあと、
オルガン・ソロにより静かに旋律が奏でられていき、
打楽器と金管楽器が加わり、男声合唱が加わる。
「喜べ、なんじ死よ!おまえの魂がある場所」といった内容の
歌詞を歌いながら、そこに女声合唱も加わっていく。
しばらくは合唱中心に曲は進行するが、
やがて管弦楽とオルガンも加わり壮大さをみせていく。
最後はヴァイオリン・ソロとともにメゾ・ソプラノの独唱が、
「喜べ、なんじ死よ!おまえの魂がある場所」といった内容の
歌詞を再び歌いながら、静かに消え入るように終わる。
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