ピエール・パスローの「あの人は立派ないい人よ(Il est bel et bon)」を聴く

昨日も一日忙しく、ウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは16世紀前半に活躍したピエール・パスローの作品。
フランス王室礼拝堂の歌手を務め、カンブレ大聖堂の歌手としても活躍した。
ジャヌカンとともに当時活躍したシャンソン歌手である。
「あの人は立派ないい人よ(Il est bel et bon)」は、
1534年にパリで出版されたシャンソンのようである。
聴いたＣＤはクレマン・ジャヌカン・アンサンブルによる演奏である。
４声による軽快なテンポで歌われる歌である。
「あなたのだんなはいい人なの？」と聞く一人の女性に対し、
私を怒ったり、なぐったりしないし、家のこともやるし、
いい人だともう一人の女性が答えるやりとりを歌っている。
そう言いながらも女声は浮気をしている内容のようであるが、
あっけらかんとした明るいシャンソンである。