Mars&Jupiter

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ドミニコ・サッリの協奏曲第11番イ短調を聴きながら、十日市場から中山まで歩く

2012-02-12 16:45:06 | バロック音楽協奏曲・管弦楽曲編
昨日は十日市場駅から中山駅まで歩きました。
途中聴いたのは1679年生まれのサッリ(サッロ、サルリ、サルロ)の作品。
ドン・アンジェロ・ドゥランテに学び、
ナポリ中心に活躍したオペラ作曲家である。
協奏曲第11番イ短調の作曲年代は不詳である。
出版されないまま手稿譜のまま残された作品のようである。
聴いたCDはムジカ・アンティクヮ・ケルンの演奏である。
第一楽章ラルゴは、通奏低音の伴奏に乗り、
ブロックフレーテが叙情的な旋律を歌うように奏でる。
さすが、オペラ作曲家らしく、アリアのように情感あふれている。
第二楽章アレグロは、弦楽器により軽快に旋律が奏でられ、
フーガ風に展開しながら、やがてブロックフレーテもその旋律を引き継ぐ。
ドラマティックで動きのある楽章で、表情豊かな音楽である。
第三楽章ラルゲットは、うって変わっておだやかな音楽だ。
通奏低音の伴奏の上で、ブロックフレーテが伸び伸びと旋律を奏で、
それに弦楽器が絡み、お互い掛け合いながら曲は進行していく。
第四楽章スピリトーソは、再び軽快なテンポの曲で、
弦楽器が旋律を奏でたあと、ブロックフレーテがそれを引き継ぎ、
お互い掛け合い、絡みながら曲は進行し、
最後は軽快なリズムがトゥッティで奏でられて終わる。
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