Mars&Jupiter

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エリック・コーツのバレエ組曲「結婚式の道化師」を聴く

2012-11-22 05:48:31 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1886年生まれのエリック・コーツの作品。
バレエ組曲「結婚式の道化師」は1932年に作曲された。
今回聴いたCDの演奏はサー・エドリアン・ボールト指揮、
BBCコンサート管弦楽団の演奏によるものである。
第1曲行進曲:王女の到着は、小太鼓のリズムに合わせ、
トランペットが鳴り響いて華やかに始まる。
弦楽器によって示される旋律はロマンティックであり、
明るく軽快な曲で、金管楽器が鳴り響き最後力強く終わる。
第2曲メヌエット:お小姓たちの踊りは、木管楽器中心に始まる。
オーボエにより歌うような旋律が奏でられ、
舞踏的でロマンティックな音楽が奏でられていく。
ロシア民謡風の旋律を感じさせるところもあり、素朴な感じである。

第3曲ユーモレスク:道化師は、弦楽器によって始まる。
舞踏風で夢の中にいるような甘い旋律が奏でられる。
リヒャルト・シュトラウスを思わせる感じでもある。
第4曲ワルツ:オレンジの花の踊りは、
木管楽器と弦楽器の掛け合いで始まる。
ワルツのリズムに乗って弦楽器が奏でる旋律は甘美である。
第5曲カプリース:王女は、弦楽器の奏でる旋律で始まる。
舞踏的で優雅な旋律を中心に展開されていく。
第6曲フィナーレ:王女と道化師は、木管楽器の響きで始まる。
そのあと弦楽器により前曲の旋律が再び奏でられていく。
いままで登場した旋律が第1曲から順に回想風に現れ、最後静かにおわる。
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