Mars&Jupiter

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チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォードの交響曲第3番へ短調「アイリッシュ」作品28を聴く

2012-11-17 06:47:50 | 古典~現代音楽イギリス編
一昨日は一日忙しくウォーキングを休みました。
昨日は三枚町から新横浜までを往復して歩きました。
今回取り上げるのは1852年生まれのスタンフォードの作品。
交響曲第3番へ短調「アイリッシュ」作品28は1887年に作曲された。
今回聴いたCDの演奏はヴァーノン・ハンドリー指揮、
ウルスター管弦楽団の演奏によるものである。
第一楽章アレグロ・モデラートは、弦楽器のユニゾンにより旋律が奏でられて始まる。
力強く奏でられる旋律や歌うように弦楽器により奏でられる旋律、
そして木管楽器の絡み方は、ブラームスを感じさせる。
展開部を経て、コーダでは金管楽器が鳴り響き盛り上がり、最後静かに終わる。
第二楽章アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェは、
民謡風の旋律が奏でられて始まり、イギリス的な部分を感じる。
ここがアイリッシュというタイトルをつけている所以だろう。
しかし、やはり随所にブラームスを感じさせるところがある。
何度も民謡風の主題が現れ、荒々しさもみせながら、最後力強く終わる。
第三楽章アンダンテ・コン・モートは、ハープの音に導かれ、
フルートなど木管楽器が入って始まり、フルートのソロの部分が美しい。
ハープと木管楽器と弦楽器とホルンが絡みあって展開していく美しい楽章である。
ドラマティックに盛り上がる部分もあるが、そこはブラームスを感じさせる。
交響曲第4番第二楽章の主題がホルンにより繰り返されるのである。
最後の方でハープが再び入り、ホルンの音とともにおだやかに終わる。
第四楽章フィナーレ:アレグロ・モデラート・コン・フォーコは、
アイルランド民謡の「Molly McAlpin」などの旋律が奏でられて始まる。
ふんだんにアイルランド民謡を使っており、親しみやすいメロディである。
金管楽器がその旋律を奏で、民謡の旋律をもとに中間部は展開されていく。
金管楽器中心に旋律が高らかに奏でられ、盛り上がり最後力強く終わる。
コメント
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