Mars&Jupiter

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アラン・ホディノットの管弦楽のための協奏曲作品127を聴きながら、横浜から星川まで歩く

2012-11-04 06:08:58 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは1929年生まれのホディノットの作品。
ウェールズのグラモーガンのバーゴウドに生まれた彼は、
カーディフ大学で学び、その後私的にブリテンに師事したようだ。
初期の作品であるクラリネット協奏曲は1954年チェルトナムの音楽祭で、
クラリネット奏者のジェルヴァース・ドゥ・ペイエと、
バルビローリ指揮ハレ管弦楽団により演奏され、
その後は作曲科として活躍する一方、カーディフ大学でも教えたようだ。
管弦楽のための協奏曲作品127は1986年に作曲された。
今回聴いたCDの演奏はダグラス・ボストック指揮、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団によるもの。
第一楽章ヴィーヴォは、軽快なリズムに乗って木管楽器が旋律を奏で、
それを弦楽器も引継ぎ、金管楽器と打楽器も絡んで、荒々しさも加わっていく。
中間部はやや神秘的な部分もみられるが、
再び冒頭の旋律が顔を出し繰り返され、荒々しさを増しながら、
金管楽器がファンファーレ風になったあとは、
いったん静まり、弦楽器中心に旋律が奏でられたあと、
金管楽器と打楽器で盛り上がって最後力強く終わる。

第二楽章アレグロは、弦楽器によりおだやかに始まり、
木管楽器群やハープが絡んで、夢のような幻想的な世界が描かれる。
ティンパニがやや弱く叩いてリズムを時々刻み、
木管楽器群とホルンが響きながら、最後は弦楽器中心に静かに終わる。
第三楽章プレストは、金管楽器が響いて始まり、
木管楽器により5つの音型が現れ、他の楽器もそれを受け継ぎながら、
この旋律がオスティナート風に繰り返されて、印象的である。
打楽器と金管楽器も加わり、荒々しくなり、聴き応えがある。
いったんそれが静まったあと、木管楽器中心の部分となり、
金管楽器や打楽器も加わり、別のリズムが奏でられ強調されたあと、
いったんおだやかな部分を経て、金管楽器と打楽器により盛り上がり、
トッティを繰り返して力強く最後終わる。
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