Mars&Jupiter

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エセル・スマイスの弦楽五重奏曲ホ長調作品1を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2012-11-13 06:50:26 | 古典~現代音楽イギリス編
ここのところ忙しく、ブログもウォーキングも休んでいました。
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
今回取り上げるのは1858年生まれのエセル・スマイスの作品。
ロンドンの軍人の家庭に生まれた彼女は、父親への反発からドイツに渡り、
ライプチヒ音楽院でライネッケなどに短期間学ぶが校風になじめず退学し、
ウィーンでブラームスの友人ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルクに
個人指導を受けながら、作曲技法を磨いていったようである。
歌曲、合唱曲、オペラ作品などを多く手がけたようである。
弦楽五重奏曲ホ長調作品1は1884年に作曲された。
今回聴いたCDの演奏はマンハイム弦楽四重奏団、
ヨハヒム・グリースハイマーの第2チェロによるもの。

第一楽章アレグロ・コン・ブリオは、ドヴォルザークのような
明るい響きで始まり、いきいきとした牧歌的な主題が奏でられる。
主題は展開部で変形されていくが、その展開の技法もなかなかいい。
最後はおだやかな感じで終わる。
第二楽章アンダンティーノ・ポコ・アレグレットは、
感傷的で叙情的な旋律が奏でられて始まる。
ピチカートが効果的に使われて短い楽章ではあるが、
チェロが歌うようにして奏でる旋律は心に残る。
第三楽章スケルツォ:アレグロ・ヴィヴァーチェは、
流れるようないきいきとした旋律が奏でられて始まる。
優雅で明るいトリオの中間部を経て、
再び冒頭のいきいきとした旋律が奏でられて終わる。
第四楽章アダージョ・コン・モートは、
悲しみに沈んだような旋律が奏でられていく。
第五楽章アレグロ・モートは、流れるような主題が奏でられ、
それぞれの楽器がその旋律を受け継いでいく。
フーガ風の展開がみられ、明るく弾んだ舞踏的な旋律も現れる。
主題は中間部で展開され、主題が再現され、最後は力強く終わる。
コメント
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