Mars&Jupiter

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エドムンド・ラッブラの交響曲第3番作品49を聴く

2012-11-24 09:55:26 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1901年生まれのラッブラの作品。
交響曲第3番作品49は1938年から1939年の間に作曲された。
初演は1940年12月15日マンチェスターにおいて、
マルコム・サージェント指揮、ハレ管弦楽団の演奏で行われた。
今回聴いたCDの演奏はリチャード・ヒコックス指揮、
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団の演奏によるものである。
第1楽章モデラートは、低弦のピチカートに乗り、
木管楽器が弦楽器とともに奏でる主題はシベリウス風で、
金管楽器も加わり華やかに盛り上がっていく。
フルートによって示される旋律も叙情的である。
主題は雄大さを感じさせながら展開されていく。
そのあたりはニールセン風でもあり、北欧風である。
最後は管楽器中心におだやかに終わる。
第2楽章アレグロは、木管楽器により示される旋律は北欧風で、
民謡風かつ舞踏的で、親しみやすいところを感じさせる。
その旋律を繰り返しながら、盛り上がりをみせていく。
いったん静まり、弦楽器により叙情的な旋律が現れるが、
やがて最初の旋律と絡んで、盛り上がって最後終わる。

第3楽章モルト・アダージョ・マ・リベラメントは、
弦楽器により感傷的な旋律が奏でられて始まる。
弦楽器群が対話するように旋律を交互に奏で、
オーボエがそれに途中から絡んでいく。
弦楽器と木管楽器が絡み合い、幻想的な音楽が奏でられていく。
やがて金管楽器が加わり、ドラマティックな盛り上がりをみせる。
そのあとは再び静まり、冒頭のように弦楽器と木管楽器で、
主題が繰り返されて、最後は静かに終わる。
第4楽章主題と7つの変奏と1つのフーガは、
弦楽器により主題が奏でられて始まり、
その主題をもとにした7つの変奏が続く。
その変奏ごとに楽器の組み合わせが変わっていく。
その変奏が終わると主題をもとにしたフーガ的な展開となり、
金管楽器も加わり、盛り上がって最後は全体で一音を伸ばして終わる。
コメント
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