昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1893年生まれのフィンランドの作曲家メリカントが、
1914年から1916年にかけて作曲した交響曲第1番 ロ短調作品5である。
初演は1917年2月に行われたようである。
メリカントの略歴は以前触れたので割愛する。
今回聴いたCDはペトリ・サカリ指揮、
トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロは、弦楽器の伴奏にのりホルンが主題を奏でて始まる。
やがて、木管楽器がその第一主題を繰り返すが、
このいきいきとした主題はシベリウス風である。
もう一つの主題は弦楽器によって現れ、対照的でおだやかである。
展開部は第一主題の変形から始まるが、
その展開の技法には若い時期の作品ゆえに未熟な部分も感じる。
再現部は弦楽器により主題を奏でて始まる。
弦楽器により最後はおだやかに終わる。
第二楽章スケルツォ・ファンタスティク(ヴィヴァーチェ)は、
軽快で舞踏的な旋律が奏でられて始まる。
ティンパニの叩くリズムや金管楽器により盛り上る部分もある。
中間部では木管楽器により叙情的でせつない感じの旋律が奏でられていく。
金管楽器が鳴り響いたあと、再び弦楽器により冒頭の舞踏風の旋律が現れ、
他の楽器に引き継がれ、最後は木管楽器の音が残って静かに終わる。
第三楽章アンダンテ・コン・モートは、
チェロが歌うように叙情的な旋律を奏でて始まる。
コールアングレとヴァイオリン独奏が活躍をし、
幻想的な雰囲気で、北欧的な魅力にあふれた音楽を展開していく。
この交響曲の中では、一番聴かせどころの楽章ではないだろうかと思う。
コールアングレとヴァイオリン独奏の二重奏が続いて、最後静かに終わる。
第四楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、
軽快でいきいきとした旋律が奏でられて始まる。
民謡風の旋律に金管楽器も絡みながら、盛り上がりをみせたりもする。
途中弦楽器によるしんみりとした旋律を奏でるところがあり、
その旋律が繰り返され、金管楽器も加わりコラール風に大らかに歌われていき、
冒頭のいきいきとした旋律とさきほどの旋律が展開されながら、
弦楽器と金管楽器を中心に盛り上がりをみせて、最後力強く終わる。
今回取り上げるのは、1893年生まれのフィンランドの作曲家メリカントが、
1914年から1916年にかけて作曲した交響曲第1番 ロ短調作品5である。
初演は1917年2月に行われたようである。
メリカントの略歴は以前触れたので割愛する。
今回聴いたCDはペトリ・サカリ指揮、
トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロは、弦楽器の伴奏にのりホルンが主題を奏でて始まる。
やがて、木管楽器がその第一主題を繰り返すが、
このいきいきとした主題はシベリウス風である。
もう一つの主題は弦楽器によって現れ、対照的でおだやかである。
展開部は第一主題の変形から始まるが、
その展開の技法には若い時期の作品ゆえに未熟な部分も感じる。
再現部は弦楽器により主題を奏でて始まる。
弦楽器により最後はおだやかに終わる。
第二楽章スケルツォ・ファンタスティク(ヴィヴァーチェ)は、
軽快で舞踏的な旋律が奏でられて始まる。
ティンパニの叩くリズムや金管楽器により盛り上る部分もある。
中間部では木管楽器により叙情的でせつない感じの旋律が奏でられていく。
金管楽器が鳴り響いたあと、再び弦楽器により冒頭の舞踏風の旋律が現れ、
他の楽器に引き継がれ、最後は木管楽器の音が残って静かに終わる。
第三楽章アンダンテ・コン・モートは、
チェロが歌うように叙情的な旋律を奏でて始まる。
コールアングレとヴァイオリン独奏が活躍をし、
幻想的な雰囲気で、北欧的な魅力にあふれた音楽を展開していく。
この交響曲の中では、一番聴かせどころの楽章ではないだろうかと思う。
コールアングレとヴァイオリン独奏の二重奏が続いて、最後静かに終わる。
第四楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、
軽快でいきいきとした旋律が奏でられて始まる。
民謡風の旋律に金管楽器も絡みながら、盛り上がりをみせたりもする。
途中弦楽器によるしんみりとした旋律を奏でるところがあり、
その旋律が繰り返され、金管楽器も加わりコラール風に大らかに歌われていき、
冒頭のいきいきとした旋律とさきほどの旋律が展開されながら、
弦楽器と金管楽器を中心に盛り上がりをみせて、最後力強く終わる。