Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アウリス・サッリネンのヴァイオリン協奏曲作品18を聴く

2013-08-25 06:14:41 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日はウォーキングを休みました。
顔面の傷はほとんど目立たなくなったものの、
首回りの痛さは解消せず、時間を要しそうです。
さて今回取り上げるのは、1935年生まれのフィンランドの作曲家サッリネンが、
1968年に作曲したヴァイオリン協奏曲作品18である。
サッリネンの略歴は以前触れたので割愛する。
今回聴いたCDはヤーコ・クーシストのヴァイオリン、アリ・ラシライネン指揮、
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アンダンテ・ソスティヌートは、
ヴァイオリン独奏によるゆらめくような旋律で始まる。
それを木管楽器と交互に奏で、弦楽器全体で奏でたあと、
ピアノや金管楽器も絡んでいき、ヴァイオリン独奏との競演となっていく。
途中から2つの音型が各楽器で奏されて強調され、
ヴァイオリン独奏もそれを模倣しながら、カデンツァ風に展開していく。
再び管弦楽全体で別の旋律が繰り返され、ヴァイオリン独奏も繰り返して終わる。
第二楽章ラルゲットは、短い序奏のあとヴァイオリン独奏が入る。
鉄琴やハープやマリンバの音が印象的に響き、神秘的な音楽が展開される。
第三楽章アレグロ・ジョコーソは、前の楽章が切れ目なく続く。
冒頭から3つ音型からなる旋律をヴァイオリン独奏が繰り返し、
他の楽器もこれを模倣するように繰り返して始まる。
中間でヴァイオリン独奏中心に活躍する部分があり、
各楽器が絡みながら、打楽器や金管楽器も加わり荒々しくなり、
ヴァイオリン独奏と掛け合いながら盛り上ったところで終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする