昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1917年生まれのモラヴェッツのピアノ曲。
モラヴェッツは、カナダの代表的な作曲家であるが、
生まれはチェコのスヴェトラ・ナド・サーザヴォウという町である。
ウィーンやパリで音楽を学んだが、ナチス・ドイツによる
チェコスロヴァキア解体後、1940年にはカナダに移住し、
アルベルト・ゲレーロ(Alberto Guerrero)に師事し、
1946年から1956年までの間、
トロントにある王立音楽院の教授として教育活動に従事する。
幻想曲ニ短調は1948年に作曲された作品である。
グレン・グールドがその曲を録音したものがある。
未開封状態にあったCDの封をあけて、今回聴いてみた。
軽快な出だしで始まる幻想曲ニ短調は、
決して、聴きにくい曲ということはない。
リストなどの19世紀後半の音楽を思わせ、
曲の構造がしっかりしている印象を受ける。
演奏上難しそうな部分もありそうなのだが、
難なくグールドは演奏しているように思える。
なぜモラヴェッツの作品を彼が録音に残しているのか。
まず、モラヴェッツとグールドの共通項は、
アルベルト・ゲレーロに学んだというところにあるようだ。
また、この幻想曲ニ短調をトロントで初演したのは、
1951年1月4日、当時18歳であったグレン・グールドである。
彼のピアノ演奏の原点を知る上では、
この一枚のCDの存在は重要なのだろう。
途中聴いたのは、1917年生まれのモラヴェッツのピアノ曲。
モラヴェッツは、カナダの代表的な作曲家であるが、
生まれはチェコのスヴェトラ・ナド・サーザヴォウという町である。
ウィーンやパリで音楽を学んだが、ナチス・ドイツによる
チェコスロヴァキア解体後、1940年にはカナダに移住し、
アルベルト・ゲレーロ(Alberto Guerrero)に師事し、
1946年から1956年までの間、
トロントにある王立音楽院の教授として教育活動に従事する。
幻想曲ニ短調は1948年に作曲された作品である。
グレン・グールドがその曲を録音したものがある。
未開封状態にあったCDの封をあけて、今回聴いてみた。
軽快な出だしで始まる幻想曲ニ短調は、
決して、聴きにくい曲ということはない。
リストなどの19世紀後半の音楽を思わせ、
曲の構造がしっかりしている印象を受ける。
演奏上難しそうな部分もありそうなのだが、
難なくグールドは演奏しているように思える。
なぜモラヴェッツの作品を彼が録音に残しているのか。
まず、モラヴェッツとグールドの共通項は、
アルベルト・ゲレーロに学んだというところにあるようだ。
また、この幻想曲ニ短調をトロントで初演したのは、
1951年1月4日、当時18歳であったグレン・グールドである。
彼のピアノ演奏の原点を知る上では、
この一枚のCDの存在は重要なのだろう。
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