昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのはオルフの歌劇「アンティゴネ」第4幕・第5幕。
第3幕の重要な場面に続き、第4幕から入るが、
「僭主オイディプス」に比べると前の作品なので、
やはりこちらの方が私としては聞きやすく、
音楽として聴いている場合はおもしろい。
第4幕でいよいよドラマも大詰めである。
アンティゴネはこの世に別れを告げ、
自分の胸中を語る。
少年に導かれた盲目の予言者テイレシアスは、
クレオンに非人間的な行為をした罰として、
クレオンに罰が下されるであろうことを予言する。
はじめはその話を信じないクレオンではあったが、
テイレシアスの助言に次第に耳を傾け、
アンティゴネを自由にすること、
ポリュネイケスを丁重に埋葬することを約束する。
第5幕では、クレオンがアンティゴネのもとに向かうが、
彼女が閉じ込められた岩穴では、
アンティゴネが首を吊り、自害している姿があり、
それを嘆く婚約者のハイモンは父の前で
剣を自らの脇腹に刺して息絶える。
その一部始終をクレオンの妻エウリュディケは、
岩穴に行った使者から聞き、自害する。
クレオンはその妻の知らせを使者から聞き、絶望する。
彼は愛する妻・息子といったすべてを失う。
死を願うクレオンではあるが、その運命を背負いながら、
クレオンは生きていかなければいけない。
古代ギリシアの作家が描く悲劇の世界は、
過酷な運命を担わされた人間の世界である。
人間は自分の運命に気づいた時に
初めて人生を謙虚に生きようと考えるのか、
それを感じさせる作品ではあるが、
オルフもその作品を歌・セリフだけでなく、
音楽を効果的に使ってその劇的な世界を描いている。
途中聴いたのはオルフの歌劇「アンティゴネ」第4幕・第5幕。
第3幕の重要な場面に続き、第4幕から入るが、
「僭主オイディプス」に比べると前の作品なので、
やはりこちらの方が私としては聞きやすく、
音楽として聴いている場合はおもしろい。
第4幕でいよいよドラマも大詰めである。
アンティゴネはこの世に別れを告げ、
自分の胸中を語る。
少年に導かれた盲目の予言者テイレシアスは、
クレオンに非人間的な行為をした罰として、
クレオンに罰が下されるであろうことを予言する。
はじめはその話を信じないクレオンではあったが、
テイレシアスの助言に次第に耳を傾け、
アンティゴネを自由にすること、
ポリュネイケスを丁重に埋葬することを約束する。
第5幕では、クレオンがアンティゴネのもとに向かうが、
彼女が閉じ込められた岩穴では、
アンティゴネが首を吊り、自害している姿があり、
それを嘆く婚約者のハイモンは父の前で
剣を自らの脇腹に刺して息絶える。
その一部始終をクレオンの妻エウリュディケは、
岩穴に行った使者から聞き、自害する。
クレオンはその妻の知らせを使者から聞き、絶望する。
彼は愛する妻・息子といったすべてを失う。
死を願うクレオンではあるが、その運命を背負いながら、
クレオンは生きていかなければいけない。
古代ギリシアの作家が描く悲劇の世界は、
過酷な運命を担わされた人間の世界である。
人間は自分の運命に気づいた時に
初めて人生を謙虚に生きようと考えるのか、
それを感じさせる作品ではあるが、
オルフもその作品を歌・セリフだけでなく、
音楽を効果的に使ってその劇的な世界を描いている。
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