Mars&Jupiter

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カール・オルフの「アフロディテの勝利」を聴きながら西谷から二俣川まで歩く

2007-11-28 07:13:22 | カール・オルフの作品
昨日は西谷駅から二俣川まで歩きました。
いつものパン屋でパンを買い、いつものコースを歩く。
途中聴いたのはカール・オルフの「アフロディテの勝利」。
今回のCDは、フランツ・ウェルザー=メスト盤。
録音は一番新しいので音はいいのだが、
演出がかっているような部分が少し気にはなる。
バリトンの人の声質が作品に合わない気がして残念である。

「アフロディテの勝利」の「花嫁と花婿」のシーンは、
この盤の演奏の中では気に入っている部分である。
特に、有名なサフォーの断片的な詩の箇所は、
現代音楽的な雰囲気を少し漂わせながら、
夕方の情景を幻想的に描いている。

Εσπερεは夕星であるわけだが、
その夕星が空に昇るころになると、
朝方からいろいろなところへ散っていった
羊や山羊の群れが戻ってくる。
同じように娘も戻ってくる。
女声合唱中心に歌われるこの曲は、好きな曲である。
「花嫁と花婿」のシーンの終わりは、
永遠を意味する「Εις άει」が両者の間で繰り返される。

「婚礼の呼びかけ」は、合唱と管弦楽による曲。
カール・オルフの独特なリズムが繰り返され、
音楽は徐々に盛り上がっていく。
「婚礼讃歌」もオスティナート的な伴奏にのって
最初静かに始まり、徐々に壮大な音楽になっていく。
このあたり、存分にオルフの世界をまさに満喫できるのである。

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