Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

マルコ・ペレイラの「マルタ」を聴く

2010-05-21 06:20:29 | 古典~現代音楽ブラジル・メキシコ以外の中南米編
昨日は一日中忙しくウォーキングを休みました。
今回取り上げる曲は1956年生まれのマルコ・ペレイラの小品。
ブラジルのサンパウロに生まれたマルコ・ペレイラは、
クラシックギターを学び、フランスに留学し、
演奏家・大学教授として活動しているようだ。
聴いたCDは、リカルド・コボのギター演奏によるもの。
マルタは2分ほどの短い作品である。
作曲年代など曲に関する詳しいことはわからない。
甘くせつない旋律が奏され、叙情的な作品である。
ブラジルのこんな作曲家もいたんだと感心。
一度彼自身の演奏によるCDも買って聴いてみたいものである。
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フベンティーノ・ローサスのワルツ「波濤を越えて」を聴きながら西谷から三枚町まで歩く

2010-05-20 05:59:09 | 古典~現代音楽メキシコ編
昨日は西谷から三枚町まで歩きました。
途中聴いた曲は1868年生まれのフベンティーノ・ローサスの作品。
フベンティーノ・ローサス(Juventino Rosas)は、メキシコのグヮナタフヮート州の
サンタ・クルス・デ・ガレアナで貧しい先住民のオトミ族の子として生まれ、
幼い頃から生計を立てるために様々な音楽の仕事に就いたようである。
メキシコシティに移り住んでからは、ヴァイオリニスト・作曲家として活動し、
国立音楽院にも2度入学したが、ほとんどは独学で、
ダンス・バンドを率いて海外で演奏旅行を行ったようである。
「波濤を越えて(Vals Sobre Las Olas)」は1880年代に作曲されたようだ。
聴いたCDは、エンリケ・バティス指揮、メキシコ州立交響楽団の演奏による。
メキシコ州立交響楽団及びエンリケ・バティス自主制作盤なので型番はない。
木管楽器とハープに導かれ始まるウィンナ・ワルツ風の音楽は、
その旋律を聴いただけで一度は聴いたことがあるような気がする有名なものである。
ロマンティックなこの作品が、メキシコの作曲家によるものだったとは意外だが、
トランペットなどが加わって演奏するところは何となくメキシコらしさを感じる。
レハールのワルツのように華やかで優雅な作品である。
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フェリペ・ビジャヌエバの詩的なワルツを聴きながら三枚町から横国大そして和田町まで歩く

2010-05-19 05:49:02 | 古典~現代音楽ブラジル・メキシコ以外の中南米編
昨日は三枚町から和田町駅まで歩きました。
横浜国大のある教授の研究室に寄り、そのあと和田町に行きました。
途中聴いた曲は1862年生まれのフェリペ・ビジャヌエバの作品。
メヒコ州のテカマックに生まれた彼は、ヴァイオリニストとして、
ピアニスト、作曲家として活躍した人物である。
詩的なワルツの作曲年代については詳しいことはわからない。
聴いたCDは、エンリケ・バティス指揮、
メキシコシティ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
ヨーロッパの19世紀当時のサロン・スタイルで書かれたこの作品は、
弦楽器が流れるような優雅なワルツを奏でて、途中管楽器が加わる。
最後は静かに終わる短い作品ではあるがロマンティックな作品である。
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ブラス・ガリンド・ディマスの組曲「セルバンテスへの賛歌」を聴きながら横浜から星川まで歩く

2010-05-18 06:33:11 | 古典~現代音楽ブラジル・メキシコ以外の中南米編
昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いた曲は1910年生まれのブラス・ガリンド・ディマスの作品。
サン・ガブリエルに生まれた彼は、教会のオルガンを演奏し、
地方のバンドでクラリネットを演奏するなどの経験を身につけていった。
1931年からはメキシコ国立音楽院でチャベスなどに師事した。
モンカーヨやコントレラス、アヤーラとメキシコの「四人組」を結成した。
1940年代にはコープランドに学び、メキシコ国立音楽院の教授に就任した。
組曲「セルバンテスへの賛歌」は、1947年に作曲された。
セルバンテスの生誕400年の際に作曲された作品である。
聴いたCDは、エンリケ・バティス指揮、
メキシコシティ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。

第1曲ガヴォット-ミュゼット-ガヴォットは、
素材は古典的でありながらも近代的な部分を見せている。
ミヨーやプーランクを思わせるような曲である。
ガヴォットに続き、行進曲風の軽快なミュゼットが続き、
再びガヴォットとなるが、不協和音が響き、金管楽器が活躍する。
第2曲サラバンドは、弦楽器中心に始まる穏やかな曲で、
チャベスの弦楽のためのサラバンドを思い出させる。
やがて金管楽器も加わり盛り上がりをみせていく。
弦楽器の動きが何となくショスタコーヴィッチを思わせるところもあり面白い。
最後にかけてオーボエが奏でる旋律は寂しさを感じさせ、
最後は弦楽器だけになり、消えるように静かに終わる。
第3曲ジーグは、軽快な感じで始まり、金管楽器の響きがいい。
弦楽器が途中対位法的な部分を少し見せながら、
それぞれの楽器が掛け合い、絡み合いながら最後華やかに終わる。
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マニュエル・ポンセのピアノ協奏曲を聴く

2010-05-17 05:17:15 | 古典~現代音楽メキシコ編
昨日はウォーキングを休みました。
途中聴いた曲は1882年生まれのポンセの作品。
彼の略歴については以前触れているので省略する。
ピアノ協奏曲は、1910年から12年にかけて作曲された。
副題は「ロマンティック」ともよばれるようで、
ショパン、シューマン、リストを讃えて、
ロマン派風の伝統的19世紀スタイルで作曲された。
1912年作曲者自身のピアノにより初演された。
聴いたCDは、ホルヘ・フェデリコ・オソリオのピアノ、
エンリケ・バティス指揮、メキシコ州立交響楽団の演奏によるものである。

第一楽章アレグロ・ノン・トロッポは、ショパン風の序奏に続き、
流れるような旋律に続き、ショパン風の主題がピアノによって登場する。
いかにもロマン派的なこの楽章は短い展開部を終わり、
主題が再現され、続けて第二楽章に入っていく。
第二楽章アンダンテ・エスプレッシーヴォは、
おだやかで優しい感じのオーケストラの前奏に続き、
ピアノが叙情的な旋律を情熱的に奏でていき、最後にカデンツァが置かれ、
ピアノの繊細な部分とダイナミックな部分が発揮される。
第三楽章ヴィーヴォは、オーケストラとピアノの掛け合いにより、
主題が軽快に扱われ展開されていき、最後は堂々と華やかに終わる。
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